美しい娘よ、泣いているのだろうか?
Oh, fair maiden、why is it that you weep?
概要
ゲーム後半で行くことができる「医療教会」深部に鎮座する上位者(眷属)の一体。
英語表記は「Ebrietas, Daughter of the Cosmos」。
その名は「酩酊」を意味する。
触手状の器官と異形の翼を持ち、狩人の何倍もある巨体を誇る。
後姿こそ美しいが、顔は管状の器官が何本も生えており、何とも表現しがたい。イラストを見てもらった方が早いだろう。
詳細は不明だが「見捨てられた上位者」とも呼ばれており、何者かに見捨てられたことを嘆いて泣いているとされ、普段は「嘆きの祭壇」の前に跪いて祈るがごとく動かない。そのため近付いただけでは反応もせず、敵対もしないが、攻撃を入れると身を起こして反撃してくる。
戦闘
その巨躯を駆使した触手薙ぎ払いや突進の他、口とおぼしき箇所から触れるとダメージ+発狂効果を持つ赤い液体を吐きつける。劇毒の血のようだが彼女自身の体液は白い。
体力が減ると星界へと繋がる高次元暗黒の扉を開いて光弾を発射したり、光を纏ってリゲイン回復不可のスリップダメージを与えてくる。
ただし雷や対眷属属性が弱点なので、そこに活路を見出すことができる。
彼方への呼びかけ
彼女の代表とも言える技で、頭上に小宇宙を展開し9つの光弾を展開、間隔を置きながら3つずつ発射する秘儀。
小宇宙を展開した時点で別行動が可能となる。
主人公は精霊を媒介としてこの秘儀を使用できるが、展開される光弾は8つ、発射も全てを同時に放つものとなる。
作中での使用者は多く、学徒ユリエやミコラーシュなどが主人公と同様のものを使用する。
その他の使用者は実験棟の患者と星界からの使者、こちらは小宇宙から光弾を3つ展開し1つずつ。蛍花は毛色が異なるが小宇宙から2つの火を纏う隕石を1つずつ。失敗作たちは小宇宙から7つの光弾を1つずつ、さらに全員で発動させるものは大宇宙から巨大な隕石を無数に降らせる。という風に、使用者はそのほとんどが上位者である。
余談
必ずしも倒す必要のあるボスではないが、トロフィーコンプリートのためには彼女を倒す必要がある。まあ、倒さなかったところで会話することもできないし、アイテムを使わない限り戻ることもできないのだが……
なお倒した後も、儀式に必要な素材さえ揃えば聖杯ダンジョンで会える。よかったね。
医療教会の上位会派『聖歌隊』は彼女を信奉(した結果もれなく発狂)しており、彼らの銃器や狩装束を入手&装備可能。
これで君も今日から聖歌隊だ!
<●>99
上記の通り、どう見ても怪物然とした姿。
それどころか神話生物じみた化け物……
……なのだが、幾人かの狩人は『星の娘』という名称や、断片的な情報から彼女に萌え要素を見出してしまい、いわゆる高啓蒙状態に陥るという事態が発生した。
もしかしなくても:フロム脳
恐ろしいことに、元の姿よりも擬人化された姿のイラストの方が多く投稿されている。やはり啓蒙的真実を見た人間は、内に瞳を見出すものなのだろうか?
また公式画集では彼女だけで4ページも割かれている事を根拠として「エブリたんはブラボのヒロイン」とぬかすリアル聖歌隊も存在する。
エーブリエタースの先触れ
右腕からエーブリエタースの触手を射出して敵を突き刺す秘儀(魔法)。
ゲーム中盤に行ける「教室棟」で入手可能なので文字通り「先触れ」と言える。当然、エーブリエタース本人を撃破した後も使用可能。
秘儀としては発生が早く、発動コストも水銀弾一発のみと安い。ヒットした相手を吹き飛ばす効果があり、小~中型のボスなら怯ませて動きを止めることも可能。銃とは異なり、両手持ちの武器を持っている際に使用できる点も長所。
一方、攻撃後の隙が大きく、追撃しづらい点や回避された際のリスクが大きい点が短所。威力も一周目の雑魚には有効だが、二周目以降や敵狩人戦では厳しい面がある。リーチの長さも近接武器以上、銃以下と中途半端である。
しかし、アップデートによりパリィ、バックスタブ判定が付与され、事実上強化された。特に溜め攻撃より遥かに早い発動時間でバックスタブが取れる点は便利で、攻略、対人戦共に有効。人喰い豚などの一部ボスに至っては先触れでバックスタブ→内臓攻撃→起き上がりに先触れのループでハメ殺す事も可能である。
偽女医ヨセフカや悪夢の主、ミコラーシュ等が使ってくるので、攻略上でも目にする機会の多い秘儀と言える。彼らとの戦いでは、迂闊に正面から攻撃を仕掛けてパリィを取られないよう注意を払う必要がある。