概要
英単語のひとつ。
「(当人が不在の場で)人を批判したり、けなしたりする・卑怯な方法で攻撃する」等の意味がある。
そちらでの使用法は本来の意味とは異なり、「不意討ちを仕掛ける」という意味で使われ、物陰などに隠れ、自身の存在を相手に気付かれない状態で、攻撃を仕掛けることを指す。
元は上記のような「不意討ち」「暗殺」を意味するゲーム英語で、それが日本にも輸入されたものと思われる。
特に『デモンズソウル』、『ダークソウル』シリーズ等のフロムソフトウェア作品には、背後から攻撃すると「致命の一撃」に移行して大ダメージを与えるシステムがあり、バックスタブが強力なゲームとして知られている。
対人戦に至っては正面から斬り合っても効率が悪いので、ひたすらローリングで相手の尻を狙うシュールな対戦光景が繰り広げられた。
流石に問題視されたのか、『Bloodborne』では背後から最大チャージの溜め攻撃を当てないとバックスタブ用の追撃を行えないよう弱体化された(ついでにローリングもステップに変更された)が、対戦モードが無いうえに主人公が忍者の『SEKIRO』では逆に強化され、状況によってはバックスタブでボスの体力を半分奪う事も可能になった。
その他、『The Elder Scrolls』シリーズにも隠密状態で片手剣やダガーナイフ等を使うと相手を暗殺、即死させるシステムがあり、こちらも有名である。
余談
なお、「backstab」という言葉は、back(背中)とstab(刺す)のニ単語を組み合わせた言葉で、皮肉なことに本来とは異なる転用された意味として使用している、ゲーム英語としての意味が原義と近いものとなっている。