悪夢の主、ミコラーシュ

あくむのぬしみこらーしゅ

且＜ウアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ！ …アアンッ

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1 概要

2 ボス戦

3 考察

3.1 メンシス学派

3.2 メンシスの檻

3.3 アンバサ

4 一行AA

5 台詞

6 関連イラスト

7 関連タグ

概要

CV.Ryan GageあるいはSteven Elliot（英語版）

CV.青山穣（日本語版）

『あくむのあるじ』あるいは『あくむのぬし』…。英語版では『Micolash, Host of the Nightmare』と表記される。

フロムソフトウェア販売のアクションRPG、Bloodborneに登場するキャラクター。メンシスの悪夢のエリアボス。

ボス戦

基本はプレイヤーから逃げ回りつつ、袋小路の部屋に誘いこんで、RPGというところの魔法攻撃に相当する“秘儀”で中距離戦を挑んでくる。

使用する秘儀は『エーブリエタースの先触れ』、『彼方への呼びかけ』（HP50％以下）の2種類で、どちらも威力が高いため回避必須。ことに『彼方への呼びかけ』は避けづらい上、周回プレイでは即死クラスの威力を持つ。また魔法だけでなく、学者の風体に似合わないようなパンチと両手攻撃で格闘戦も挑んでくる。

プレイヤーから逃げ回る間も雑魚敵が大勢待ち構えており、霧で視界の利かない入り組んだステージを、上下立体的に逃げ回るので、プレイヤーの集中力をかなり削ぐ。さらにミコラーシュは一度部屋に入って戦った後にワープするので、パターンを把握して的確に追い詰めなければ、いつまでも追跡を続けなければならなくなる。

攻略に行き詰まった場合でも簡単な倒し方があるので、この作品内においてはまだ良心的なボスキャラである。ただし、死闘の緊張感と達成感が醍醐味のBloodborneにおいて、『ステージギミックを利用して逃げ回るボスキャラ』というのは単に面倒臭いだけという印象も強く、クソボス呼ばわりされることも多い。

余談だが、後半にとある条件を満たすと逆にこちらを追跡する状態になる（仕様かバグかは不明）。その場合は協力者が二人いたとしても、やり直しを覚悟しておいた方がいいだろう。

考察

メンシス学派

明確な説明がゲーム中にないものの、おそらくかつては古き学び舎・ビルゲンワースの学徒として研究に従事していた。詳しい経緯は不明ながらローレンスらと同じくビルゲンワースを去り、医療教会の上位会派、メンシス学派を立ち上げるに至る。

その目的は上位者と邂逅し、瞳を授かることである。そのための儀式によってヤーナムが悪夢に飲みこまれる原因を作ってしまう。早い話が、今回のヤーナムの獣狩りの夜が終わらなくなった事件の元凶である。

ローレンスが獣性を血の医療によって克服する研究を行った一方で、聖歌隊は上位者が宇宙に住むと考え、上空への交信を試みた。

そしてミコラーシュらメンシス学派は、悪夢の世界にて上位者との邂逅を試みた。

ちなみにメンシスとはラテン語で月（暦）を意味する。

彼はゴースあるいはゴスムと呼ばれる上位者との交信をずっと試みており、現実世界のミコラーシュ本人の肉体はとっくに朽ちているにもかかわらず、精神だけは悪夢の世界に長い間留まり続けている。

隠し街ヤハグルの再奥にあるミイラが彼の体と思われる。

ただ、悪夢の主と銘打っているが、悪夢の世界を作り出しているのは上位者であり、彼は奥に待ち受ける上位者の前座に過ぎない。

なお、彼が名を呼び続けた上位者ゴースはDLCにて登場したが、実はとうの昔に既に事切れていたが判明した。そのため、ゴースがミコラーシュの祈りに答えることは永遠に無いだろう……。

ちなみに、彼の願いは別の上位者には届いていたようで、メンシスの脳みそと呼ばれる脳みそに無数の瞳(目)がついた上位者のなりそこないが授けられた。しかし、彼が真に求めていたのは脳に瞳(超越的思考)を授けてもらうことであり、文字通り脳に瞳がついた物体をプレゼントされるという、似て非なる歪んだ形で願いは一応聞き入れられていた。とはいえ、上位者との交信に成功していたことを考えれば、彼の思索の在り方はある意味、正しかったのかもしれない。