概要
DLC『The Old Hunters』における追加エリア「実験棟」のボス。
建物上階の大扉の先、日輪草に似た巨大な花・星輪花が咲き誇る「星輪樹の庭」に登場。
「上位者のなりそこない」と称される存在で、おそらく医療教会が実験棟で行っていた何らかの実験の産物であると思われる。
容姿
青い肌と顔のないひしゃげた頭部をもつ大柄な人型の異形。指は左右共に6本。
その青い肌や体つきはどことなく星界からの使者を、萎びた肉塊のような頭の形状は実験棟の患者たちを彷彿とさせる。
戦闘
「たち」とある通り複数体との同時戦闘となるボスで、一体一体を倒してもボスとして共有している体力が尽きるまで新たに湧き続ける。最大4体、そのうち積極的に肉弾戦を仕掛けてくる個体、光弾による遠距離攻撃など神秘を操る個体がそれぞれ2体ずつ出現する。
撃破すると『時計塔の鍵』をドロップし、隣接する時計塔への扉が開かれる。
技
- 神秘の衝撃波
前方にゆっくりと進む光弾を発射する。
光弾は着弾時に衝撃波を生み周囲を弾き飛ばす。
- 彼方への呼びかけ
拝むように片手を上げて頭上に小宇宙を発生させ、そこからゆっくり追尾する7つの小さな光弾を1つずつ放つ。
プレイヤーのものより小規模で技の脅威も高くはない。
- 彼方への呼びかけ(合唱)
その場にいる全員が両手を空に掲げて空一面に大宇宙を呼び出し、巨大な隕石を無数に落下させる。
体力が半分以下になると使用する。
作中に登場する上位者は多かれ少なかれ「彼方への呼びかけ」を使用するが、これはその中では最も大規模なものとなる。
余談
- 隕石を呼び出すなど戦闘力だけなら十分申し分ないと思わされるような超常的な力を持ちながらも「失敗作」とされていたことについてはプレイヤーの間で様々な推測がなされている。「成功」にあたるものが星界からの使者なのではという説も。
- 戦闘BGM「Living Failures」はボス名に反して一種の壮大さを感じさせる曲調のものとなっている。特にボスの体力が半分を切った時、転調が始まると同時に隕石攻撃により周囲の風景が一変する演出は印象的。
- カレル文字『継承』を3つ装備し、特定の条件下で失敗作たちに内臓攻撃でトドメを刺して撃破すると、成功時に数千万〜数億という莫大な量の血の意志を獲得できてしまうバグ技が存在する。