のび太の中ののび太
のびたのなかののびた
藤子・F・不二雄原作のアニメ作品『ドラえもん』のエピソードの一つ。
あらすじ
8月7日の誕生日、誰にも構ってもらえないあまりに寂しい思いをしてしまうのび太。
そんな時、ドラえもんが整理していたひみつ道具の中に見たい夢を見ることができる「ユーメー人」を見つけ、「せっかくの誕生日だから、せめて夢の中だけでも楽しもう」と動かしてしまう。この道具を動かしたのび太はしずかちゃんとの夏祭りデートを楽しんだり、スーパーヒーローに変身して悪を倒したり、幼い頃に優しい両親や大好きなおばあちゃんと一緒に過ごした誕生日の思い出など、夢の世界を満喫していく。
しかしこの道具は、使用者にとっても居心地のいい夢の世界になっており、終いには夢の中にいる方が楽しくなり、永遠に眠り続けて夢から出られなくなるという恐ろしい側面を持った危険なひみつ道具で、夢の世界を楽しむのび太は現実世界で目を覚まさなくなってしまう。
余談
クレヨンしんちゃんにも、似たシチュエーションの話である「もらい泣きセールスマン」(アニメでは「父ちゃんが起きないゾ」)と言う話がある。
内容は現実に疲れはてたひろしが謎のセールスマンから試供された枕を使って夢の世界へ行き、現実に戻らなくなりかけるというもの。