チンギス・ハン
ちんぎすはん
Činggis Qan または Činggis Qa'an
チンギス・カン（Činggis Qan または Činggis Qa'an, 1162年頃? - 1227年8月18日頃）は、モンゴル帝国の初代皇帝（在位：1206年 - 1227年）。
大モンゴルの初代帝王 天下無双の帝王 ユーラシア・アジア・アラブ・ロシアを[『一代』で覇権に収める。 滅ぼされた王朝は数知れずはむかう物はすべて破壊しつくした、見せしめに骸の山を幾つも築いた、特にイスラム圏の王朝や文化を一旦『消滅』させるほど殺しつくした。
ただし、最初から従属した勢力には超の付くほどに寛容であり、宗教や文化の押し付けもさほど無かった為、モンゴル政権下では様々な文化が花開いたり異宗教・異端派という事で迫害されていた様々な宗教が生き残ったりといった側面もある。
また、租税も厳しくなかった上、モンゴル帝国内では自由に行き来できたため各地の交易は非常に盛んにもなった。
大小様々な集団に分かれてお互いに抗争していたモンゴルの遊牧民諸部族を一代で統一し、中国北部・中央アジア・イラン・東ヨーロッパなどを次々に征服して、最終的には当時の世界人口の半数以上を支配するに致る人類史上最大規模の世界帝国、『モンゴル帝国』の基盤を築き上げた。
死後その帝国は百数十年を経て解体されたが、その影響は中央ユーラシアにおいて生き続け、遊牧民の偉大な英雄として賞賛された。特に故国モンゴルにおいては神となり、現在のモンゴル国において国家創建の英雄として称えられている。生年は異説あり。
以上のように、偉大な人物であるのは確かだが「敵の妻妾を後宮に入れたり、財宝奪ったりするのって男の夢だよね（超意訳）」とかいった言動が史書に残っていたりもする。
一応彼の名誉のために書いておくが、遊牧民の生きている環境は常に厳しく「敵には容赦なく、奪える物はすべて奪う」のは常識レベルの話ではある。彼のすごいところはいかな大勢力になっても遊牧民の心は忘れる事はなかった事である。……それがいい事か悪いことかは別にして。