1967年、秋田書店より刊行。
石ノ森章太郎(当時は石森章太郎)が自身の経験を元に、漫画家になるためのテクニックやノウハウを記した入門書。
自作を引用して漫画の作成方法を紹介し、Q&A形式でデッサン、アイデア、ストーリーの組み立て、キャラクターの設定などを解説。また、鳥羽僧正の鳥獣戯画から未来まで及ぶ漫画家の姿、健康管理など多岐にわたる独自の漫画家論を展開する。
漫画のノウハウを知る方法が少ない時代、多くの漫画家志望者がこの本を参考とした。
その内容から、石森章太郎という作家を知るための入門書とも言える。