作品概要
紀元前4世紀の
古代ギリシァのマケドニア王国・ペルシア(アケメネス)を舞台に
マケドニア王国のアレクサンドロス大王に仕えた
書記官エウメネス(カルディアのエウメネス)の波乱の生涯を描いている。
エウメネスはプルタルコスの『英雄伝』(対比列伝)などにも登場する実在の人物である。
エウメネスはギリシアの都市国家カルディアの名家の息子として育てられ、
父の財産をめぐる陰謀によって一時は奴隷に身を落とすものの、
時代の荒波に揉まれながらその才能を開花させていく。
時代は違うものの、
岩明が同じ古代地中海世界に取材した作品として、
第2次ポエニ戦争中のシラクサを舞台にした『ヘウレーカ』(白泉社刊)がある。
2006年ごろから『アフタヌーン』本誌で休載が目立つようになった。
2008年2月号掲載分(第43話)までを第1部とし、同3月号からは第2部として連載中である。
「ば~~~~っかじゃねぇの!?」「よくもだましたあああああ!!」
と、いった台詞とAAの元ネタでもある。