ピクシブ百科事典は2024年5月28日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

ハルパゴス

はるぱごす

ハルパゴスは歴史上の人物で、メディア王国の重臣の一人。また、同時代を取り扱った漫画『ヒストリエ』の登場人物。

概要編集

紀元前6世紀頃の中東地方にあった国家「メディア」の将軍。


当時のメディア王アステュアゲスに「夢で自分の孫のキュロスが不吉な存在だと出たからを殺せ」と命ぜられるも、王の気まぐれさを知っていた彼はそれを王の家来の牛飼いに任せようとしたが、その牛飼いはキュロスに情が湧いてしまい自分の息子として育てた。


それからしばらくしてアステュアゲスは殺せと命じた子供が生きている事実を知り、自分の命令を果たさなかったハルパゴスに対して直接的な処罰こそ下さなかったものの、代わりにハルパゴスの息子を殺してその肉をそうとは知らないハルパゴスに食わせてしまう。後に王にその事実を聞かされたハルパゴスはその時は平常を装って王への忠誠を貫く姿勢を見せるも、彼はこの時に王への復讐を誓うこととなる。


やがてハルパゴスは成長して属国の王になっていたキュロスをけしかけて反乱を起こさせ、自身もそれに乗ずるようにメディアを裏切り、遂にキュロスとともにメディアを滅亡に追いやった。

そして捕らえたアステュアゲスにかつて自分に行った仕打ちを持ち出して彼を嘲笑うも、当のアステュアゲスはその事を覚えてすらおらず、逆に「愚か者め、復讐であればお前自身が王になればよかったものを。これでメディアはペルシアの属国となってしまった」といった旨の発言を受けている。


その後はキュロスが王となったアケメネス朝ペルシアの将軍として大いに活躍した。


「ば~~~~~っかじゃねえの!?」編集

ネットでは岩明均の漫画「ヒストリエ」の1シーンで有名。

pixivでは大抵の場合、このシーンのパロディイラストに付けられる。


ちなみにこのセリフはエウメネスが語る昔話の中でキュロスの反乱勃発時に「キュロスの反乱を鎮圧せよ」という王の命令を伝えに来た使者に対しての回答である。

自身が長年かけて進めていた策略が実を結んだシリアスなシーンなのだが、これの前のハルパゴスのなんとも言えない表情および時代背景をガン無視したようなおちゃらけたセリフが凄まじいギャップを生んでおり、以後この時のコマだけが抜き出されて一種の煽りネタとして活用されるようになった。

関連記事

親記事

ヒストリエ ひすとりえ

pixivに投稿されたイラスト pixivでイラストを見る

このタグがついたpixivの作品閲覧データ 総閲覧数: 1161504

コメント

問題を報告

0/3000

編集可能な部分に問題がある場合について 記事本文などに問題がある場合、ご自身での調整をお願いいたします。
問題のある行動が繰り返される場合、対象ユーザーのプロフィールページ内の「問題を報告」からご連絡ください。

報告を送信しました

見出し単位で編集できるようになりました