マケドニア王国
まけどにあおうこく
アテナイやスパルタといった現在のギリシャを構成する中心地域の北方から北西方向に広がる地域を領域とした王国で、首都はアイガイ、のちにペラ。
マケドニア人はアテナイやスパルタといった諸ポリスと同じ神々を信仰し、自ら「ギリシア人」を自任してはいたが、中心部に住む人々からは自分たちとは異なる辺境の人々とみなされることもあった。
ギリシア世界の北方からしばしば歴史にその名前を見せることになるのだが、躍進を遂げるのはフィリッポス2世(ピリッポス2世)の治世から。内政と軍事改革で力を付けたフィリッポスは南方の諸ポリス間の抗争に介入し徐々にマケドニアの勢力を広げていった。そして紀元前338年、カイロネイアの戦いにおいてアテナイ・テーバイ連合軍を破り事実上ギリシャ全土をその勢力下に置いた。
その息子アレクサンドロス3世(アレキサンダー大王)はマケドニア軍を率いて東方の大国アケメネス朝へと東征し、グラニコス川、イッソス、ガウガメラと会戦で勝利を重ねアケメネス朝を滅亡させた。さらに遠征を続け、ギリシアからインドまでという広大な地域を有する空前の大帝国を築いた。
紀元前323年、若くしてアレクサンドロスが死ぬと、マケドニアでは王妃や将軍たちを巻き込んだディアドコイ戦争(後継者戦争)と呼ばれる40年に渡る内戦が勃発する。アレクサンドロスが新たに獲得した東方地域には将軍たちによる王国が次々と樹立し、これらのうち有力なものはマケドニア本体よりも長く存続することになる。
マケドニアの終焉はポエニ戦争を経て西方の一大強国となった古代ローマに敗れたことによって訪れる。第二次ポエニ戦争でハンニバルと同盟したフィリッポス5世(ピリッポス5世)の死後、即位したペルセウスはローマに対して敵対的な姿勢を示しマケドニアはローマとの戦争に突入する。しかしペルセウスはピュドナの戦い(紀元前168年)において決定的な敗北を喫し降伏。ここにマケドニア王国は滅亡した。
王国滅亡後のマケドニア地域は、4つの共和国に分割されローマの勢力下にありつつも一応の独立は保たれていた。しかし紀元前148年、マケドニア側の反乱によって勃発した第4次マケドニア戦争によってローマに敗北、マケドニア属州としてローマの統治下に組み込まれた。
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