概要
東映(八手三郎)製作の特撮ドラマ『スーパー戦隊シリーズ』と春場ねぎの漫画『戦隊大失格』のクロスオーバー・コラボタグ。タグ名は両作の表題をつなぎ合わせたかばん語である。
後者は前者をモチーフにした戦隊もの作品で、後者のアニメ版は前者と同じ日曜日に放送されているが、製作幹事会社が松竹、放送系列がTBS系列(キー局は第1期はTBS、第2期はCBC)といずれも前者の関係企業である東映・テレビ朝日とはライバルの関係にある企業が主体となっている。
また、後者のアニメ版及び舞台版では出演者に前者及び『仮面ライダーシリーズ』のニチアサ東映特撮両シリーズ出演経験者を多く起用しており、アニメ版の副題は前者の歴代オープニング・エンディング主題歌の題名のもじりとなっている。
共通出演者
声優・俳優名の五十音順。『仮面ライダーシリーズ』については本項対象外のため割愛。
△:『戦隊大失格』舞台版での配役
▲:『戦隊大失格』舞台版の日替わりゲスト
☆:『スーパー戦隊シリーズ』での顔出し出演
太字:『スーパー戦隊シリーズ』のヒーロー
声優・俳優 | 戦隊大失格 | スーパー戦隊シリーズ |
---|---|---|
いとうさとる | 村上重信 | テントグルマー |
井上剛 | 青嶋庄吾/ブルーキーパー | キーロイド |
逢坂良太 | 来栖大和 | レンアイワルド/ダイレンアイワルド |
太田真一郎 | アナウンサー | ナレーション(轟轟戦隊ボウケンジャー) |
大塚芳忠 | ペルトロラ | シグナルマン、もっふん |
小野友樹 | 獅音海 | パラボラロイド2、バランス/テンビンゴールド |
梶裕貴 | 若葉京助 | ガオーン/ゼンカイガオーン、テガソード |
神谷浩史 | 薄久保薬師 | ショウ・ロンポー/リュウコマンダー、モーズ(ヨドンナシリーズ)、マッドレックス、ハシリ犬 |
久保田悠来 | ▲ | スコルピオ☆ |
鈴木裕樹 | ▲ | 漢堂ジャン☆/ゲキレッド |
タカハシシンノスケ | ▲ | ソノザ☆ |
立木文彦 | 撫子益荒男 | バラプリンター |
谷口賢志 | ▲ | 巽ナガレ☆/ゴーブルー、ドラゴンドラン☆ |
富永勇也 | 戦闘員D△ | ソノイ☆ |
鳥海浩輔 | 千歳/グリーンキーパー | 傷害犯ボーグ、ヴァンナイン、ライノダブラー、デーボ・ココドーコ、レインボーラインの総裁、マネキン邪面、ヒドケイワルド、クロダ |
中村嘉惟人 | ▲ | 松尾凪☆/キニンジャー |
中村悠一 | 赤刎創星/レッドキーパー | デラツエイガー、ビート・J・スタッグ/スタッグバスター、ガルザ |
野津山幸宏 | 小熊蘭丸 | マンガワルド |
濱野大輝 | 石川宗次郎 | ドンブラスターシステムボイス |
細貝圭 | ▲ | バスコ・タ・ジョロキア☆ |
M・A・O/市道真央 | 桜間世々良/ピンクキーパー | ルカ・ミルフィ☆/ゴーカイイエロー、パス子、ラプター283/ワシピンク、チビガルー |
松本寛也 | ▲ | 小津翼☆/マジイエロー、陣マサト☆/ビートバスター、ホシ★ミナト☆、アイス屋の主人(魔進戦隊キラメイジャー)☆ |
まるぴ | 錫切夢子△ | ダリア(ヨドンナ THE FINAL)☆、ブーケ☆ |
南圭介 | ▲ | 鳳ツルギ☆/ホウオウソルジャー |
森田成一 | 西木正志 | デーボ・タナバンタ |
遊佐浩二 | フワリポン | 冥獣人イエティのズィー、ワルイド・スピンドー |
横山涼 | ▲ | 陽川咲也☆/パトレン2号 |
吉野裕行 | 朱鷺田隼 | トゲーノ・エイブス、魔進ザビューン、ホムラコギ、ソウジキロイド |
渡辺碧斗 | ▲ | ヤンマ・ガスト☆/トンボオージャー |
pixivでは
後者は前者と善悪の立場が逆であったりすることなどの要素から、前者のファンからの評価は(オブラートに包んだ言い方をすれば)芳しからざるものである。このような状況もあり、作品数は極めて少なく、メイン画像に使用している『機界戦隊ゼンカイジャー』のセンタイギアを元にしたオリジナルセンタイギアが見られる程度である。
余談
後者のアニメ化が発表された2022年12月当時の前者の作品『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』は戦隊ピンクである雉野つよしの行状が問題視されていた。このため、「戦隊大失格」というワードから前者のファンには雉野或いは同作のことかと思われており、それを受けてか雉野の演者の鈴木浩文はTwitterで「ぼくは合格です」というツイートを投稿している。
後者のTVアニメが放映された2024年の前者の作品『爆上戦隊ブンブンジャー』の東映公式サイトでは、新章に入ったバクアゲ10(第10話)の公開時、チーフプロデューサーの久慈麗人名で、後者の存在を念頭に置いたのか「これまでの展開に対して本作の乗り心地が、みなさんの大合格ラインにも届いていたら嬉しいです。」というコメントとともに、戦隊各メンバーの口上の台詞に後者のタイトルロゴや主要人物・アイテム登場時で使用される「文字全体に『×』の装飾」のモチーフが使用されたバクアゲ9までのダイジェストムービーを公開している。
2024年9月に上演された後者の舞台版「『戦隊大失格』ザ・ショー」は、前者の側にとってその方面のホームグラウンドで「聖地」と称されている東京ドームシティ・シアターGロッソで行われている。
後者に登場する戦隊・竜神戦隊ドラゴンキーパーの5人の担当声優のうち、イエローキーパー役の小野賢章だけは前者や『仮面ライダーシリーズ』への声優としての出演実績がないが、子役時代に当時出演していた東映の映画作品からのゲストキャラで『ビーロボカブタック』に出演している。