概要
東映(八手三郎)製作の特撮ドラマ『スーパー戦隊シリーズ』と春場ねぎの漫画『戦隊大失格』のクロスオーバー・コラボタグ。タグ名は両作の表題をつなぎ合わせたかばん語である。
後者は前者をモチーフにした戦隊もの作品で、後者のアニメ版は(第1期については)前者と同じ日曜日に放送されているが、製作幹事会社が松竹、放送系列がTBS系列といずれも前者の関係企業である東映・テレビ朝日とはライバルの関係にある企業が主体となっている。
また、後者のアニメ版及び舞台版では出演者に前者及び『仮面ライダーシリーズ』のニチアサ東映特撮両シリーズ出演経験者を多く起用しており、アニメ版の副題は前者の歴代オープニング・エンディング主題歌の題名のもじりとなっている。
共通出演者
声優・俳優名の五十音順。『仮面ライダーシリーズ』については本項対象外のため割愛。
△:『戦隊大失格』舞台版での配役
▲:『戦隊大失格』舞台版の日替わりゲスト
☆:『スーパー戦隊シリーズ』での顔出し出演
太字:『スーパー戦隊シリーズ』のヒーロー
pixivでは
後者は前者と善悪の立場が逆であったりすることなどの要素から、前者のファンからの評価は芳しからざるものである。このような状況もあり、作品数は極めて少なく、メイン画像に使用している『機界戦隊ゼンカイジャー』のセンタイギアを元にしたオリジナルセンタイギアが見られる程度である。
余談
後者のアニメ化が発表された2022年12月当時の前者の作品『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』は戦隊ピンクである雉野つよしの行状が問題視されていた。このため、「戦隊大失格」というワードから前者のファンには雉野或いは同作のことかと思われており、それを受けてか雉野の演者の鈴木浩文はTwitterで「ぼくは合格です」というツイートを投稿している。
後者のTVアニメが放映された2024年の前者の作品『爆上戦隊ブンブンジャー』の東映公式サイトでは、新章に入ったバクアゲ10(第10話)の公開時、チーフプロデューサーの久慈麗人名で、後者の存在を念頭に置いたのか「これまでの展開に対して本作の乗り心地が、みなさんの大合格ラインにも届いていたら嬉しいです。」というコメントとともに、戦隊各メンバーの口上の台詞に後者のタイトルロゴや主要人物・アイテム登場時で使用される「文字全体に『×』の装飾」のモチーフが使用されたバクアゲ9までのダイジェストムービーを公開している。
2024年9月以降に上演される後者の舞台版「『戦隊大失格』ザ・ショー」の東京公演は、前者の側にとってその方面のホームグラウンドで「聖地」と称されている東京ドームシティ・シアターGロッソで行われる予定である。
後者に登場する戦隊・竜神戦隊ドラゴンキーパーの5人の担当声優のうち、イエローキーパー役の小野賢章だけは前者や『仮面ライダーシリーズ』への声優としての出演実績がないが、子役時代に当時出演していた東映の映画作品からのゲストキャラで『ビーロボカブタック』に出演している。