傷害犯ボーグ

しょうがいはんぼーぐ

傷害犯ボーグとは、『未来戦隊タイムレンジャー』に登場するロンダー囚人の1体である。

「舐めんじゃねぇ…！」

CV：鳥海浩輔

概要

Case File 24「黄色、時々青」に登場。

あちこちで意味も無く暴れ回り、多くの人を傷害した罪によって圧縮冷凍10年の刑を受けていたロンダー囚人。ギエン曰く「ただのチンピラ」。

全身のカラーリングが青っぽい迷彩柄のロボットと言うべき外見をしており、顔に当たる部分には

複眼の模様のある大きな緑色の目が埋め込まれているが、頭部から胸部にかけて巨大な斧の刃で中央を仕切られた形となっている。また、両腕の形がそれぞれ右腕がナイフで左腕がキャノン砲なのも見逃せない。

その外見通り、戦闘では両腕のナイフとキャノン砲を武器に戦い、その戦闘力はかなり高い。

だが、30世紀に行った犯罪はあくまで傷害と破壊活動だけで殺人を犯した事が1度も無い。

性格も非常にキレやすく、イキったチンピラを地で行く小物と言えよう。

劇中では大山町一帯を破壊して住民から土地を格安で買い上げると同時に、高く転売して儲けようと言うドルネロの目的の為、地上げ同然に街で破壊の限りを尽くした。

ただし、表向きは自身を解凍したドルネロに従っているが、自身をチンピラ扱いして軽んじる彼の事は快く思っておらず、タイムレンジャーを倒して悪人として箔をつけようと思っている。

活躍

ゼニットを率いて大山町で破壊活動を決行。与えられた役目の小ささに憤慨していたが、そこへイエローが駆けつけた為に交戦となる。

他のタイムレンジャーに関してはこの時、アヤセはクロノチェンジャーを落として変身ができない状況にあり、残る3人も大量のゼニットの対応に追われていた為、4人ともイエローに加勢出来ずにいた。

そのままイエローを圧倒するボーグだったが、丁度クロノチェンジャーを発見したアヤセがブルーへの変身して加勢した事によって形勢は逆転。2人のアクセルストップによる攻撃に翻弄されてしまう。

直後に上記の台詞と共に巨大化抑制シールを剥がして巨大化すると、巨大戦ではタイムロボαとタイムシャドウの2体と交戦。だが2体の連携の前に一方的に押されてしまい、そのまま両者はシャドウアルファへと合体。負けじと左腕のキャノン砲で砲撃するも通用せず、バーチャルネットで動きを止められてしまい、止めのブリザードスラッシュを喰らい敢え無く圧縮冷凍されるのだった。

余談

モチーフは斧であり、これに関してデザインを担当した原田吉朗氏は『百化繚乱［下之巻］』にて、「『元々は森林保全用に製造されたロボットが悪党になった』と想定した」とコメントしている。

声を演じた鳥海氏は今作がスーパー戦隊シリーズ、延いては特撮初出演となった。次の戦隊出演は11年後の『海賊戦隊ゴーカイジャー』におけるヴァンナイン役であり、それまでは『仮面ライダー電王』のアントホッパーイマジンや『仮面ライダーディケイド』のバッファローロード等、主に平成ライダーシリーズに出演している。

関連タグ

未来戦隊タイムレンジャー　ロンダーズファミリー　ロンダー囚人

カジメリ星人ベン・G：『特捜戦隊デカレンジャー』に登場する地上げ繋がりの犯罪者な戦隊怪人。ただし、こちらの方が規模も実績もボーグより遥かに上。

コインシャドー：『烈車戦隊トッキュウジャー』でシオン役の倉貫匡弘が演じた地上げ関連の悪事を行った戦隊怪人。