一方、閉じ込められたビル内ではエスケイプが大勢のバグラーを引き連れて人々に恐怖を与えようとしており、一般人の子供にゴーバスターズを呼ぶ様脅しを掛ける。するとヒロムが変装を解いて正体を明かすのだが、戦闘で一般人を巻き込まない為にエスケイプに命乞い。だが、その姿に興覚めしたエスケイプはヒロムを蹴飛ばすと、メガゾードにビルを潰させると言って撤退した。

その頃、ブルーはキーロイドによってイチガンバスターを使用不能にされてピンチに陥るが、そこへビートとスタッグが助っ人として参上。2人に右腕のマルチディンプルキーを破壊された為に高層ビルのロックが解除され、閉じ込めた人々の脱出を許してしまう。

その後、破壊されたキーを修復光線で復元していると、其処にエスケイプが現れる。エスケイプはビルのロックを解除させられた失態から「「何やってんの！？折角メガゾードがビル潰しても空っぽじゃパパは満足しないわ！！」」とキーロイドを叱って蹴飛ばし、バグラーと共に人々を再び閉じ込めるべく行動を開始するも、ヒロムとヨーコにバグラーを蹴散らされてしまう。其処へキーの修理を終えたキーロイドが現れ、「お前達、中に入れ！メガゾードが来るまで！！」と叫ぶ。

すると其処にリュウジとマサトとJが合流。キーロイドは5人揃ったゴーバスターズをエスケイプと共に迎え撃つ。

エスケイプはレッドとイエローの相手となり、自身は他の3人と交戦するが、最期は3人がエネトロンをチャージして放ったイチガンバスター（スペシャルバスターモード）とモーフィンブラスターの射撃を同時に受け、「止まるが良い…俺…」と言い残して爆散した。

直後に自身のデータをタイプαにダウンロードした敵メガゾードのキーゾードが出現。前回のフィルムゾードの時と同様に疑似亜空間を作り出し、人々が苦しむ様を見せてメサイアに愉悦を与える。

其処へグレートゴーバスターが侵入して来ると、キーゾードは左腕からの光線で迎え撃ち、右腕のマルチディンブルキーで動きを封じる。

キーロイド同様のロック能力の前に手も足も出ないグレートゴーバスターを一方的に攻撃するが、唯一使用できる両足裏のホバーで飛び上がってからの急降下攻撃を受け、その衝撃で生命線とも言うべきキーを破壊され、無力化させられた為に形勢は逆転。ロックを解除されて体の自由を取り戻したグレートゴーバスターの放つデモリションスラストを受け、キーゾードは爆散。

キーゾードの敗北と共に疑似亜空間も消滅するのであった。

余談

モチーフには自動車のキー以外に鍵穴も含まれている。

識別ナンバーO-69の由来はそのままオートロックから来ており、オー(O)トロ(6)ック(9)となる。

声を演じた井上氏は今作がスーパー戦隊シリーズ初出演となるほか、後にローソンの『キョウリュウジャーVSゴーバスターズ』のキャンペーンCMでナレーションを担当している。

関連タグ

特命戦隊ゴーバスターズ　ヴァグラス　メタロイド

鍵道化師:『五星戦隊ダイレンジャー』の登場怪人で同じく鍵がモチーフ。こちらは開ける能力を持つ。

ジョウガミ：『轟轟戦隊ボウケンジャー』に登場する鍵繋がりの先輩。

キーブレード:こちらはどんなセキュリティも開けられる、封印ですら解ける能力を持つ

クレッフィ：1年後の新シリーズに登場した鍵がモチーフのポケモン。

ディスダーク三銃士:3年後のニチアサ女児向けアニメ『Go!プリンセスプリキュア』に登場する3人の敵幹部。こちらは相手の夢を閉ざす能力を持つ。

ドアノブダー:『美少女戦士セーラームーンS』に登場する怪人でモチーフは左手にドアノブ（最初はドアそのものを使うがサイズの都合上、ドアノブのみ切り抜いた）の盾、右腕に開錠用のピッキングツールの剣を持ち作戦目的も周囲の通路を封鎖してターゲットの監禁及び邪魔者の侵入を防ぐことができる能力とある意味キーロイドを女性化させたらこうなったと思われる。ただし、必要最低限の攻撃手段を持つキーロイドに対してこちらは戸締りが専門のと言う能力特化型のため戦闘能力は皆無に等しくさらに上官（エスケイプ）の尻に敷かれるキーロイドに対してこちらは上官の状況が不利になるや否や「こいつから先にやっつけた方がいいっスよ！」と告げ口する小物感が強い。

マグネ・ヒャクレッガー:『ロックマンX2』のボスの1体で、こちらも相手の能力を封じる厄介な能力を持つ。