「お前達に勝ち目は無い」
CV:佐藤正治
概要
ダークシャドウの頭領である幻のゲッコウが影忍法・ツクモガミ変化の術によって、古い錠前と新しいデータディスクから生み出したツクモガミ。本編に最初に登場したツクモガミであり、頭部から右肩にかけてが斜めに傾いた巨大な南京錠となっており、左肩も大きく肥大した円盤の形となっている他、胸部や両膝などにデータディスクが付いた姿をしている。因みに右腕はドリルの様に変形させる事も出来る。
カラーリングも、ダークシャドウのシンボルカラーに倣って全体的に青いが、頭部を中心に大腿部までの右半身が黒い。
錠前の力は「忍法・壁抜けの術」と言う技で、どんな壁でも抜け穴を開けて簡単に忍び込む事が出来る。一方のデータディスクの力の方も、自身の命令を書き込んだそれを飛ばす事により、最新式のセキュリティシステムのプログラムを狂わせて操る等、何れも怪盗向けの能力である。
活躍
プレシャス「三国覇剣」を入手せんとする風のシズカのサポート役を担い、最後の1本である「双股剣」の竹簡の奪取を目論む。
熱烈な三国志マニアでもあるソフトメーカー「ハイパープログラム社」の山谷一正社長がプログラムを組んだ自社ビルのセキュリティーを自身の能力で乗っ取ると、シズカと共に竹簡を入手。其処へ5人揃ったボウケンジャーが現れると、青龍刀と蛇矛を合体させた三国覇剣で応戦するも、クライマックスシュートを受け敗北。
直後にゲッコウの影忍法・オオガミの術によって巨大化すると、巨大戦ではダイボウケンを三国覇剣で同じ様に圧倒し、双股剣との合体で真の三国覇剣を復活させようとする。
だが、先程盗んだ竹簡は偽物であり、本物の方はそのままダイボウケンの手に渡ってしまう。そしてパラレルエンジンによって引き出された双股剣の力で2本の武器も単なる竹簡に戻ってしまい、為す術も無くなった所へ止めのアドベンチャードライブを喰らい爆散した。
劇場版にも再生ツクモガミの一員として登場したが、なぜか2体いた。
余談
- モチーフは錠前とデータディスク、そして『忍風戦隊ハリケンジャー』の旋風神であり、肥大化した右肩にその面影が見られる。
- 声を演じた佐藤氏は『特捜戦隊デカレンジャー』のタイラー星人ダーデン以来、2年ぶりのスーパー戦隊シリーズ出演となった。翌年の『獣拳戦隊ゲキレンジャー』でも臨獣バッファロー拳ギュウヤの声を担当しているが、こちらも同じく第3話に登場する怪人である。
関連タグ
轟轟戦隊ボウケンジャー ネガティブシンジケート ダークシャドウ
鍵道化師:『五星戦隊ダイレンジャー』に登場した鍵繋がりの先輩。
ロッカーナイト:『超力戦隊オーレンジャー』に登場した錠前繋がりの先輩。
キーロイド:『特命戦隊ゴーバスターズ』に登場する鍵繋がりの後輩。
結界忍者ケッカイ坊:或る意味セキュリティ突破が得意な怪人繋がり。
ジョウガミ→タクミガミ
本編最初の一般怪人
冥獣トロル←ジョウガミ→臨獣マンティス拳マキリカ