キトン

きとん

本頁では「古代ギリシャの一般的な服」について記述する。

キトンとは

1. 古代ギリシャ人の着用したもっとも普遍的な衣服。男女に用いられ、下着と表着を兼ねていた。ギリシャ服。（chiton）
2. 子猫。幼猫。（kitten）
3. FFBE幻影戦争の登場人物。

本頁では1.について記述する。

概要

古代ギリシャの一般的な服。亜麻製。

裁断しない長方形の布を用い、両肩をピンで留め、ウェストをベルトで締めてひだの美しさをだして着用した。

現代の衣服と比べるとびっくりするほど簡単な構造である。

というかバスタオルと適当な帯紐と安全ピンで簡単に再現できる。

ローマではこれをトゥニカ（羅：tunica）とよび、フランス語圏ではチュニーク（tunique）、英語圏においてはチュニック（tunic）となった。キトンの種類は、性別や階級などによってさまざまなものがある。

両脇を縫ったイオニア式と、右脇を開放したままのドリス式（ペプロス）があり、婦人用や男子の晴着用は足首まであり、その他の男子用は短い。

関連イラスト

アテナイのもの（イオニア式）

スパルタのもの（ドリス式 / ペプロス）

その他

男性は大きな一枚布を体に巻きつけて片方の肩で留めるものも多かった。

関連タグ

服 / 衣服

古代ギリシャ　民族衣装 / 民俗衣装　フォークロア