概要
バベル裁判所に登場する持病による大事故を起こし女性2人を撥ねて死亡させてしまった大企業の相談役。
その大事故のせいで、その女性2人の関係者である宮本信也に胸ぐらを捕まれるほど恨まれてしまうことになってしまった。そうしている間に、任意での捜査が進んだが、その後の彼は不明である。
もし、起訴されていれば裁判で検察側が禁錮3年を求刑し弁護側は無罪を主張し結審し、そして判決では有罪であれば禁錮3年執行猶予5年(求刑禁錮3年)、若しくは無罪(求刑禁錮3年)が下っていたのであろう。
モデル
現実の世界に登場する斎藤勝利をモデルとした男性は不明だが、恐らく2018年2月18日に発生した東京港区白金台で大事故を起こしてしまった運転手である。(犠牲者は男性1人のみで、罪名は過失運転致死,道路交通法違反{過失建造物損壊}の2つ)
こちらはバベル裁判所に登場する斎藤勝利とは違い持病も全くなく、トヨタ高級車レクサスLS500hを愛車とし若い女性とゴルフに行くほどの健康状態が極めて良好である。彼の経歴は、東京地検特捜部副部長,法務省訟務局参事官,法務省刑事局刑事課長,法務省大臣官房会計課長,東京地検特捜部長,佐賀地検検事正,東京地検次席検事,静岡地検検事正,最高検公判部長,東京地検検事正,福岡高検検事長,名古屋高検検事長(途中で最高検検事)を歴任するほどバベル裁判所に登場した斎藤勝利より、はるかに輝かしい経歴を持ってる。そして検事退官後は弁護士へと転身して大企業の取締役,監査役等を勤めた。
こちらでは、宮本信也をモデルとした人とは1億1000万円の賠償金が支払われる示談が成立している又は現在も示談交渉中だが5000万円を超える賠償金が支払われている。
刑事裁判では、検察側の証人として出廷した警視庁交通捜査課の警察官を尋問して「そうですか、じゃないですよ」等と追及したり,証人としてリコール技術検証官を証人として立てて「電動パーキングブレーキが解除されてクリープ現象で発進して暴走した」と証言させるというようなことをした。極めて凄い優秀と言うべきだろう。
1審では弁護側の主張が全て退けられ禁錮3年執行猶予5年の有罪判決が言い渡され即日控訴している。しかし、1審後に新証拠が出てきて、警察,検察,裁判所が困惑する事態となってしまった。具体的な内容については日刊ゲンダイが2023年3月末に報じた。控訴審については2022年10月26日に開始されたが1審後に出てきた新証拠を無視したかのような判決が下された。要は、控訴棄却である。これについて当時の運転手側は上告した。最高裁での判断が、いつ下されるかは不明だが平均的には2024年中だろう