概要
漫画『吸血鬼すぐ死ぬ』にて、背景の随所に登場しているモブキャラ三人組。
3人は同じマンションのお隣さん同士であり、しばしば共に食事やゲームをしている。
元々は三木が隠れミッキー的なキャラクター「便利モブの人」として初期から描かれていた。
後に自身を半フリー素材としている実在人物吉田輝和も登場する。
この時点では同じモブではあるものの特に繋がりは描かれていなかった。
しかしクラージィが200年の眠りを経て新横浜で復活したことで一変、3人が便利モブ繋がりで交流があることが明かされた。
これ以降作者のTwitterアカウントにて三人の日常が垣間見えるようになり、「便利モブ三人衆」という通称が与えられた。ファンからは略して「便モ三」と呼ばれることもある。
吉田本人も3人の様子を楽しんでおり、ツイート内容に合わせた画像を投稿してくれることがある。
一方で作者の盆ノ木先生も本人の実際の動向に合わせたツイートをするなど、互いに供給を与えあっている状態にある。
メンバー
三木カナエ
通称三ッ木ー。退治人や漫画家アシスタントなどあらゆる仕事を掛け持ちしており、作中のそこかしこに出没している。
面倒見がよく、クラージィが間違って覚えた日本語を直してくれたりしている。
吉田のことは、自分に父親がいたらこんな感じなんかなと思っている。
吉田輝和
通称吉田のおじさん。吸血鬼熱烈キッスの職場の上司。
趣味はゲームと巨大な料理を作ること。猫を3匹買っている。(どちらも本人の特徴と一致している)
基本的には善良な常識人だが、時折クラージィに妙な日本語を教えることもある。
昏き夢のクラージィ
通称モジャ。かつては200年前の悪魔祓いだったが、ノースディンの手により吸血鬼化された。
日本語は勉強中のため喋りは片言。猫が好きで、猫カフェで働いている。
人工血液ばかり飲んでいるので栄養を人間の食べ物で補うことになっている。ゆえによく食べる。
焦げ付き仕事すらも請け負う三木、元聖職者の吸血鬼クラージィ、実在する吉田と、とてもモブとは思えないキャラの濃さである。
二次創作について
吉田輝和は実在人物であるため、3人の二次創作を書くことをためらう人もいるかもしれない。
しかし本人は「特定の主義や政治や宗教などについて、現実の僕本人がそうであると誤解させるような悪意のある描き方でなければ、死ぬ役でも捕まる役でも、男性・女性向けエロでなにされる役でもなんでも大丈夫です。」と寛大な態度を見せている。(参考note)
また、本人に二次創作を見られたくない人への配慮もしてくださっている。
公序良俗にのっとったうえで、自由に創作しよう。
余談
- 三木とクラージィは戦闘力があるため、有事の際は2人が吉田を守ることになる。本人はその様子を「モブサーの姫」と称し、憧れを抱いていた。
- 吉田本人はクラージィを6歳の姪と同じ目で見ている。