テナガコガネ

てながこがね

テナガコガネ亜科に分類される甲虫のこと。オスの長い前脚が特徴。

概要

コガネムシ科のうちテナガコガネ亜科に分類される甲虫、コガネムシのこと。

数cm以上の大型が多いグループで、オスは名前の通り長大に特化した前脚を持つ。オス同士はこれをカブトムシの角やクワガタムシの顎のように、メスなどを争う喧嘩の時に武器として使われている。

日本には現在、沖縄県のやんばるの森に生息するヤンバルテナガコガネただ一種のみが分布する。

鳥取県から化石としてイナバテナガコガネが発見されている事から、昔はテナガコガネが本州にも分布していたが絶滅した事が判明している。

種類

テナガコガネ属

• マクレイテナガコガネ
• ヤンバルテナガコガネ
• イナバテナガコガネ
• ヤンソンテナガコガネ
• タイワンテナガコガネ
• マレーテナガコガネ
• バタレールテナガコガネ
• ゲストロイテナガコガネ
• パリーテナガコガネ
• フジオカテナガコガネ

ヒメテナガコガネ属

• ヒメテナガコガネ
• ダビィドテナガコガネ

ドウテナガコガネ属

• ドウテナガコガネ
• セスジドウナガテナガコガネ

関連タグ

甲虫　コガネムシ

クワガタコガネ、カブトムシ、ツノハナムグリ、クワガタムシ：同様に多くのオスが強大な武器を有し、大型種が含まれる甲虫のグループ。