西ベルリン
にしべるりん
第二次世界大戦後のドイツでベルリンで西側諸国に占領され、西ドイツに編入された地域。
西ベルリンとは現在のベルリン西半分の地域にあたり、冷戦時代には西ドイツの飛地であった。
第二次世界大戦後にドイツは、東部がのちに言う東側の盟主ソビエト連邦に、西部がアメリカ合衆国・イギリス・フランスといった西側に属する国家に分割占領された。ベルリンの界隈はのちに東ドイツとなるソ連による占領地域、東部に位置していたが首都である為これも4ヶ国が分割占領した。分割占領の目的はドイツの非軍事化、ナチス解体、民主化であった。しかし、目指す体制が社会主義と資本主義で全く違った東西陣営は程なく鋭い対立に陥り、ついには東西ドイツが別れて成立する。西ベルリンは周囲を東ドイツに囲まれた状況になった。
西ベルリンは形式的には西ドイツの一部ではなく、西側諸国の占領地とされていた。このため、西ベルリン選出の国会議員は西ドイツ国会での採決の権利に制限があった。