概要
古生代・ペルム紀に生きていた単弓類で、いわゆる哺乳類型爬虫類(獣弓類)の仲間。きわめて大きなくくりでは哺乳類の遠い祖先にあたる(直系祖先ではなく「祖先の遠縁」といったところが正確)。
名前は「子牛の顔」という意味だが角はなく、代わりにとても分厚い頭骨が特徴。この「石頭」はオスが縄張りやメスを巡る争いに用いたと考えられているが、ヤギやシカのように頭突きしあったのか、パキケファロサウルスのように胴体などを狙ったのかは不明。
ちなみにモスコプスは体長2.4~5mに達し、古生代の陸上動物としては最大級の恵体であった(なお食性は植物食で、体格の割に穏やかな性格だったとされる)。