機能
本来の用途は表を作成して合計、平均、最大値、最小値などの計算、それを元にしたグラフやの作成である。関数を用いることで高度な計算を行うことも出来る。
作表機能を駆使して、様式の決まった書類の入力フォームに利用したり、Wordなどのワープロソフトの代用として用いることもできる(いわゆるExcel方眼紙)。図形(オートシェイプ)機能を駆使してPowerPointなどのプレゼンテーションソフトの代用として用いたり、作画ソフトとして使うこともできる(後述)。なお、図形の作成機能は同社のWordと互換性がある。
またVBAと呼ばれる強力なマクロ言語を用いてアプリケーション開発環境としても利用可能である。ただし、マクロ機能を悪用した不正ソフトウェアも多く出回っており、マクロを扱う場合注意が必要。データのソートや検索機能も強力で、データベースソフトウェアの代用品とする人も多い。
これを使いこなせる能力の証明として、MOS(Microsoft Office Specialist)という民間資格がある。
歴史
意外にもExcelのルーツはMacOSにあり、初期のMacintoshのキラーアプリケーションであった(DOS時代の表計算の定番はLotus1-2-3)。同社のOSであるWindowsはこのExcelの使い勝手を目標に開発されたといい、Windowsの普及に伴い、表計算ソフトのスタンダードとして、世界中で使われるようになった。
すっかりWindowsを代表するソフトのイメージが強くなった今でも、Mac用のExcelも開発が続いている。現在ではモバイル版(iOSおよびAndroid)のExcelも提供されている。
作画ソフトとしての利用
3層のレイヤー構造で、パスの編集をすることができる。Adobe社のIllustratorなどで作成したパスを、wmf形式で書き出して利用することも可能。ただし線幅や色などの属性は書き出せない。
パスの編集方法
図形描画の「線」で描いたパスの線分か塗りつぶし範囲内を右クリックすると編集メニューが現れる。
その中の「頂点の編集」をクリックすると線分に黒いポイントが現れ、そこにポインタを乗せると編集できる。頂点をIllustrator同様に扱うことが可能である。
関連イラスト
なお、Excelは表計算ソフトなので、セルを使ってドット絵を作るという使い方もできる。
マクロ機能やグラフ機能を利用して絵を描くというテクニックも存在する。
マクロ機能を利用したExcelお絵かき(ニコニコ動画)