「私の前に立つ者は破壊あるのみ!!」
概要
ロックマンワールド5のラスボス(ロックマンシリーズ内においてワイリー以外のラスボスは彼が初)。
名前の由来は「太陽」。
ワイリーによって復活させられた古代の最終兵器。
口調こそ丁寧だが「破壊こそが全て」という危険な思想しかプログラムされておらず、また元の製作者ではないワイリーにも反抗する。
だが、意外にも陽気で明るい性格の持ち主。夜更かしを嫌い、寝起きが悪い一面もあるらしい。
武装が豊富であり、足場を崩して攻撃パターンを変えてくる(足場を崩され続けると強制敗北となる)。
ウラノス同様に頑丈なボディの持ち主であり、あらゆる武器に対して高い防御力を誇る……つまり弱点武器が一切存在しないボスなのである…が、実は一発の威力はサンゴッドには低いが、目標への貫通と追尾を一定時間繰り返す「スパークチェイサー」が有効打だったりする。
また、惑星を一つ吹っ飛ばせる程の爆弾が内蔵されている。
極太ビーム・波状エネルギー弾・自らを高速スピンアタック等、まさに破壊の申し子というべき熾烈な攻撃パターンを持つ。
そんな激しい攻撃を持つからか、BGMがゲームボーイでありながらハードロックという激しいものだったりする。
アース達スペースルーラーズのプロトタイプであり「0番目のスペースルーラーズ」とも言われている(作中には出ていないが形式番号も「SRN.000」と思われる)。
スペースルーラーズの真のリーダーであったともされており、本来ならワイリーが造ったロボットではないスペースルーラーズがワイリーに従っていた本当の目的は、「サンゴッドの復活」であった可能性が高い。
それらを踏まえて考えると、アースがロックマンとの直接対決時に語っていた「あの方」というのはワイリーではなくサンゴッドの事だったのかもしれない。
なお、海外版の名前では「SUN STAR(サンスター)」表記となっている。サンゴッドだと太陽神になってしまうことから、海外では宗教上畏れ多い扱いとしている為だろう。
それにしてもこんな危険極まりないシロモノを産んだ惑星の文明とは一体……。
少なくとも、サンゴッド曰くその文明はロックマンの様な存在や思考は無かったとされるが。
ロックマンギガミックスでは、ダークムーンの中から突如出現した存在で四肢が炎を纏い、炎とヘルメットの影のせいで表情が全く窺えない外見となっている(カバー裏のラフ画では鋭い眼つきの表情が描かれている)。
また原作ゲームよりも線が増えて細かくなる傾向のある本作のキャラの中で、原作イラストよりも線が少なく簡略化されているという異端のデザインともなっている。
自我らしきものは見受けられず、セリフを言う等の意思表示をする場面もなく、ただ地球を破壊するためにロックマンに戦いを挑む。左腕のバスターから高出力ビームを放ち、体中から炎を敵対者に向けて放出するなどの多彩な攻撃手段を持ち、さらにはたった一発の砲撃で、地球の至る場所に天災を発生させている。その圧倒的パワーでロックマンを追い詰めていくも、激戦の末に倒される結末となったが詳しい戦闘の結末は描かれていない。
その正体はロボットでもなく、ましてや生物などでもなく、負の感情の集合体とも云えるモノである。