概要
原神に登場するキャラクター、カーヴェ×アルハイゼンのBLカップリング
※カーヴェは特別親しい相手以外には「あなた」という二人称を使う
カーヴェについて
スメール教令院の六大学派「妙論派(クシャレワー学院)」の栄誉卒業生であり、妙論派の星と称される天才建築デザイナー。しかし、本人はこの称号に心動かされはしない。
よく目にするかの有名なサングマハベイ様の宮殿「アルカサルザライパレス」は彼の代表作。
しかし、このプロジェクトでのトラブルにより破産に陥ってしまい、現在借金をしている。
そのため、今は後輩である知論派のアルハイゼンの家に居候をしており、酒代もアルハイゼンにツケている様子。
アルハイゼンについて
スメール教令院の六大学派「知論派(ハルヴァタット学院)」に所属する書記官。
「書記官」という肩書きは一見「何だかすごそう」と思われがちだが、現実は違っており、この職位が何やら迫力ある響きの名を持っているのは面子を気にする教令院内の風潮のおかげである。
実際は書記官という職位は特に用のない会議には重要であろうと滅多に顔を見せず、担当する業務も書類の整理と保存のみである。
しかし、最上位の知恵を記録した書籍に触れ、多くの情報を知ることができ、尚且つ自分のペースが崩されることはないのだから、この職位はアルハイゼンにとっては最も好都合だといえる。
カーヴェのキャラクターストーリー
※以下カーヴェのキャラクターストーリーのネタバレを含みます
アルハイゼンのキャラクターストーリー
※以下アルハイゼンのキャラクターストーリーのネタバレを含みます
誕生日の手紙
アルハイゼン
日付 | 2023-02-11 |
---|---|
件名 | …… |
本文 | スメールには、読書のために制定された記念日が存在しない。そして、それが一部の人たちにとって紙の書籍を読まないことへの言い訳となっている。たしか…パイモンは本に興味があるようだったな。知恵の殿堂には彼女に合いそうな書籍がいくつかある。それらを読みさえすれば、彼女は大多数の人を上回ったと言えよう |
同封物 | 創意.忠言.篤行の教え☆2各1冊。オリジナル料理「理想的状況」 |
カーヴェ
日付 | 2023-07-09 |
---|---|
件名 | !! |
本文 | 久しぶり。いくつかものを送りたくて、手紙を書いてみたんだ。聞いた話だと世界中を旅しているそうだが…さぞ苦労しているんじゃないか。最近、家のコーヒー豆が切れたから、いくつか新しい品種に手を出してみたんだ。そのうちの一袋を君にもあげたくて、手紙に同封した。僕たちで一緒に飲み比べてみて、一番うまいという結論に至ったやつだぞ。これを飲んで、日々の活力にしてくれたら幸いだ。人生というのは時折、起伏のあふ線で織られたタペストリーのやうに見える。それでも、君の線が未来に向けて綺麗にまっすぐ伸びていくことを、願わずにはいられない。旅が順調にいくといいな。 |
同封物 | コーヒー豆10。オリジナル料理「丹精込めた一作」 |
魔神任務第3章第5幕
※以下ネタバレ注意
◆魔神任務第3章第5幕では、エピローグにて初めて登場する
計画の収束後ニィロウはグランドバザールで開催する祝賀会の招待状を複数人に送ったが、返事が無く届いているかすら分からない為、直接確認しにいってほしいとお旅人に使いを頼む
はじめに教令院に向かい、通行人にアルハイゼンの所在を尋ねると「知恵の殿堂でなら会えるはず」と教えてくれるのだが、続けて「本日書記官を探しに来られたのはあなた方で2人目です」と
「書記官と関係がとても悪いカーヴェさんも、先程同じ質問を私にされました。」
知恵の殿堂に行くと椅子に座り本を読むアルハイゼンの傍に見知らぬ男性が立っており、何かを問いただしている様子。この男性がカーヴェである。
この後旅人は何やらただならぬ空気を感じ取ったのか、はたまた話しかけるタイミングを見失ったのかは分からないが、暫く2人の会話を聞くだけの背景と化す
(この後「…なんか、ケンカしてないか…?」とパイモンが仲裁に入ろうとした際に「もう少し待とう、まだ行く必要はない…」と制している所を見るに好奇心の可能性も否定出来ない)
「そのくだらない本を読んでないで、はやく院内で何があったのか話せ。」
「くだらない本などでは無い。」
聞いた事のない声色である。
魔神任務で1番喋っていたと言っても過言では無い程会話をし、回想シーン等でも解説をしてくれていたアルハイゼンであったが、ここまで感情の乗った声で話している所は1度も無かっただろう(演技を除き)
その後、自分が居ない間に起こった教令院での出来事を聞きたいカーヴェと言葉足らずなアルハイゼンが口論になる(カーヴェが一方的に怒っていると言った方が正しいかもしれない)
その際アルハイゼンが賞賛を口にするとカーヴェは「心から発したものとは思えない」と否定し、それに対しアルハイゼンは「何を言う、俺の君に対する賞賛はいつだって心からのものだ」と返すが、それすらも信じられないようで2人の関係が相当拗れていることがうかがえる
(後にアルハイゼンが、アルハイゼンの言葉を疑う所がカーヴェがよく苦労する理由だと述べている)
カーヴェが苛立ちに任せ「君がそんな自己中心的で傲慢で皮肉屋な性格をしているから、僕は君と何かについて話すのが嫌いなんだ」と皮肉を返すような物言いをすると、それまで受け流していたアルハイゼンは途端に伝家の宝刀を取り出す。
「つまり、俺の性格が受け入れられないと?」
「ふんっ、当たり前だろ?」
「なら、俺の家から出ていくといい。」
「脅しか?卑怯だぞ!」
口論の後、カーヴェはアルハイゼンの言ったことの真偽を確かめる為にどこかへ行ってしまう為、魔神任務時点では旅人とカーヴェは面識は無い
アルハイゼンと旅人の会話後、ワープせずに1度知恵の殿堂を出てもう一度入るとカーヴェが戻ってきており、同じ場所の本棚付近に立っているカーヴェかアルハイゼンに話しかけると2人の特殊会話が聞ける。(この章の魔神任務はナヒーダの元素スキルに対応して作成されていないため心の声は聞けない)
恐らくキャラクターボイス以外でカーヴェの方が先輩だと明言されたのはここが初めてだった為、驚いた旅人も多いだろう
◆ 「…ん?鍵を1つ多く持って出かけてしまったようだ。まあいい、構わん。」
祝賀会の最中のアルハイゼンの発言である。
直前まで全く関係のない良い話をしていた為、本当にうっかり持ってきてしまった事に気が付いたようだ。
恐らく家を出る際に自分の鍵と一緒に持ってきてしまったのだと思われる
(アルハイゼンの待機モーションにて銀の鍵に金の鍵のキーホルダーが引っかかっている様子が見れるが、当時アルハイゼンは未実装だった為魔神任務では腕を組んでいるだけで実際にどのような状況だったかは正確には分からないが、恐らく待機モーションと同じような状況だと思われる)
普通は家を出る際に施錠をする時に気が付くと思うが、出る際に不注意で2つとも鍵を持ってきてしまったという事はその時カーヴェ自身は家に居り、家を出る際カーヴェに内側から施錠を任せた可能性が高いのでは無いかと思われる。
アルハイゼンに自分の鍵まで持っていかれたカーヴェは、外から施錠が出来ないため外出できないと思うと大変気の毒である
アルハイゼン伝説任務【隼の章】
※以下ネタバレ注意
◆2度目のカーヴェの登場はアルハイゼンの伝説任務【隼の章】の後半
教令院学生時代頃のアルハイゼンのかつての同級生であるシラージのハイブマインドを利用し代理賢者アルハイゼンを殺して自らが賢者に君臨する計画が失敗に終わった後、シラージの研究拠点を後にした旅人とパイモンは入口で待っていたアルハイゼンにハイブマインドについて質問をしようとするが、定時を口実に断られてしまう。
しかしパイモンがしつこく食い下がり、その後根負けしたアルハイゼンは2人を家に招待してくれる(一刻も早く家に帰りたかったのだろう)
3人が家に到着すると、アルハイゼンが家に人を招いた事に驚き、旅人らに居候している事をバラされないか怯え、アルハイゼンに友人のフリをする為に雇われた役者じゃないかと訝しがるカーヴェと最悪の初対面を果たすのだが、帰ってきてからアルハイゼンが席を外すまでの短い間にも2人は盛大な口論を繰り広げる
アルハイゼンが席を外した際に本当にアルハイゼンの友人なのか疑うカーヴェにパイモンが「お前はあいつの友達じゃないのか?」と聞くと、カーヴェ曰く「…昔は友達だった。今はもう違う。」との事だ。
アルハイゼンが資料を手に戻ってくると「ふん、自分の友達は自分でもてなしてくれ。」と不機嫌な様子でその場を離れるが、旅人らとアルハイゼンがハイブマインドに纏わる倫理観や根源の六罪について話していると何故か場を離れた筈のカーヴェが話に入ってくる
盗み聞きをするつもりはなかったが、聞こえた会話から旅人らを心配して声を掛けに来たようだった。
旅人らが変な学者に狙われたと言うとカーヴェは「狙われた…って、大丈夫だったのかい?」と気遣う表情をするが「主にアルハイゼンを狙っていて、俺(私)達は居合わせただけだった」と説明すると途端にカーヴェは「今日は外出しない方が良かったな」と言い始め不必要な程"わざわざ"アルハイゼンへの文句を挟み、パイモンがそれに困惑した様子を見せていた。
それに対してアルハイゼンは「君は場を気まずくしていることに気付いた方がいい」と指摘している。
カーヴェはその指摘に「おい、どの口が言ってるんだ!」と怒ったあと、少し間を開けてアルハイゼンの身を案じるように君は大丈夫だったのかと問うが、素直に聞けず不遜な言い方になってしまった為アルハイゼンはカーヴェが心配していると理解していないのか、態と分からないフリをしているのか(学院祭を見るに態と分からないフリをしカーヴェに罪悪感を持たせないようにしている可能性が高い)
悪くない、と答えたあとカーヴェを煽って怒らせている。
「…ふんっ。それで、結局のところ、その…君は大丈夫だったのか?」
口論を見たパイモンは、2人のどちらがおかしいのか分からなくなってきたと頭を抱えていた。
(旅人は怒ってその場を離れるカーヴェを見て心の中で「なんかカーヴェがまた怒った…」と思っている為、アルハイゼンの発言は別に怒るような発言でもないようだ)
◆ 任務終了後会話
伝説任務が終了し任務タイトルが表示される際に2人が向かい合って立っている部屋の扉の前に立たされるが、部屋に足を踏み入れると強制的に旅人が帰った後のカーヴェとアルハイゼンの会話場面に切り替わり口論を始める。
登場中はずっと喧嘩していたため、おそらく普段からこの調子なのだと思われる。
君ってやつは…!
この時ナヒーダの元素スキルで2人の心を読むと、カーヴェはアルハイゼンに言われた事を考え謀られているのではと不安に思ったり自分の酒癖の事を考えたりと忙しないのに対し、アルハイゼンは本棚に埃が溜まっているなとしか考えてない動と静の対比が見られる。
(ホヨラボでも心の声のボイスのみ聞くことができる)
会話を全て見終わっても部屋に入る度何度も同じ2人の口論が始まるため2人に近づくことは不可能だが、アルハイゼンの家は秘境判定では無いためチーム編成変更やマルチプレイが可能であり、アルハイゼンの家の中にいる時に世界加入申請を受ければマルチプレイ中は任務が進まない為立っているNPCのカーヴェとアルハイゼンをそのままに部屋の中に入る事ができる(※世界主にしかNPCは見えない)
※ちなみに一度アルハイゼンの家から出てしまうと中に入れなくなるため、注意が必要
(アルハイゼンの家はカーヴェのデート任務の特定のルートを再度選択すれば何度でも入ることができる)
この伝説任務において「芸術性」を言及しているカーヴェに対し、塵歌壺の台詞にて「実用性」に重きを置くと言ったアルハイゼンは好みも正反対のようだ
カーヴェはアルハイゼンが買う家具に対して、美的センスに欠けるものばかりだと評価しているが、この会話でアルハイゼンが「ここは俺の家だ」と言っていることや塵歌壺のセリフで「居住空間の配置においてもっとも大切なのは、その家の主が快適に過ごせるかだ。」と旅人にアドバイスしていることを見ると、恐らく彼がカーヴェのセンスに従うことは無いだろう。
盛典と慧業 学院祭
Ver.3.6にて開催された期間限定イベント
学院祭
学院祭とは教令院によって開催される長い歴史を有する賑やかな祭典であり「学院フェス」と「学院トーナメント」の二つに分かれている。
毎年開催される「学院フェス」では六つの学派がシティ内ににブースを出展し、お客をもてなすことで学派の魅力を宣伝する
一方四年に一度開催される「学院トーナメント」では六つの学派からそれぞれ1人ずつ代表が選出されチャンピオンの座を競い合う
第一幕 蝶が来ては去り
学院祭企画委員会のメンバーであるウィカスは今回の学院祭は大変重要である故に、学院トーナメントにて旅人に「特別評論員」としてそれぞれの試合を観察し記録して欲しいと依頼する
旅人はその依頼を受け依頼内容の詳細を聞く為に企画委員会メンバーのカリーナに会いに学院祭会場に向かうが、会場にて披露されたトーナメントの優勝賞品の1つである優勝者のみがかぶる権利を得る栄誉の象徴「才識の冠」を見た瞬間、先程まで周囲にいた人は居なくなり見たことの無い高齢の男性が目の前に現れる異様な光景を目の当たりにする。
その男性は「すべてが悪くなっていく」「人は争いをもたらし、争いは破滅を導く。罪悪の種は初めからとうに…」と言った後消え、周囲の状況も変わらず賑わっている為旅人は幻覚か何かを見ていた事を悟りこの学院祭に何か不穏なものを感じていた……
才識の冠
二十年前にサーチェンという学者が大枚をはたいて買い取り、教令院に寄贈した美術品。
サーチェンは学院トーナメントの優勝賞品である莫大な賞金も支援している。
学院トーナメント各学派代表
生論派代表(アムリタ学院) | ティナリ |
---|---|
素論派代表(スパンタマッド学院) | セノ |
明論派代表(ルタワヒスト学院) | レイラ |
知論派代表(ハルヴァタット学院) | ファルザン |
妙論派代表(クシャレワー学院) | カーヴェ |
因論派代表(ヴァフマナ学院) | 笠っち(放浪者) |
評論員
特別評論員 | 旅人 | パイモン |
---|---|---|
評論員 | アルハイゼン | ニィロウ |
各学派代表者達は生態普及講座の宣伝、優勝賞品である七聖召喚の限定カード、学派からの期待、研究人員や費用を増やす為等
それぞれ異なる理由によって学院トーナメントへの参加を決めたようだが、妙論派代表・カーヴェの参加理由は不動産を買うこと、そして自身が幼い頃に学院トーナメントに参加し惜しくも優勝出来なかった父の夢を叶える為だった。
カーヴェの参加理由を聞きファルザンは「ワシがいる限り、後輩が優勝できる確率は高くないが……仮にお前が才識の冠をかぶることができたとすれば、お前の父親もきっと喜ぶと思うぞ。」と言う
しかしカーヴェは「……もうそれは叶わないのです。」と答える。
実はカーヴェの父親はもう何年も前に砂漠で運悪く流砂に遭遇し帰らぬ人となっていたのだ
カーヴェはすぐに「もう過ぎたことです、人は今を生きなければならない。さ、話を変えましょう。僕のせいで気まずい雰囲気になったらいけない。」と切り替えた様子で話す
その後話題を変えたファルザンは「自分が住む為に不動産を買うのか?今はどこに住んでおるんじゃ?さっきは"アルハイゼン"の名も聞こえたが、お前たち何かワシに隠しておる秘密でもあるのか?」とカーヴェを問い詰める(先程不動産の話をした際にパイモンが口を滑らせアルハイゼンの名前を言ってしまった為)
カーヴェはアルハイゼンを家に住んでいることを旅人ら以外の人間には隠している為(ティナリ等は知っているがカーヴェ本人は恐らく隠せていると思っている)急に咳き込み必死に誤魔化そうとする。
嘘をつくのは不得手のようだ
口を滑らせた張本人であるパイモンは「オ、オイラは何も知らないぞ〜」とそんなカーヴェを置いて次の代表のインタビューへと向かった
「賞金が入れば、アルハイゼンの家から引っ越せる…!」 (カーヴェの心の声)
※スメール開催イベントの為、ナヒーダの元素スキルでキャラクターの心の声を聞くことができる
そしてナヒーダの命によって因論派代表として参加した放浪者によると「もうじき誰かが不幸に見舞われる」らしいが……
◆第一ラウンド
本ラウンドの目標は、スタッフの手によりスメールシティ内に放たれ飛び回る大量の蝶の中に3匹だけ混じる特殊に飼育された「迅速飛蝶」という一般の蝶とは外見が異なり飛行速度も少しばかり速い蝶を捕まえ、評論員であるアルハイゼンの元へ持ってくるというもの。
早かった者から順に3ポイント、2ポイント、1ポイントを獲得できる。
各代表はそれぞれ自分なりの作戦を考え迅速飛蝶を捕まえにシティへと赴く中、カーヴェはファルザンと手を組みとある計画を立てていた…
その計画というのは、過去にカーヴェが室内のデザインをした際壁の造花があまりにも単調すぎるという理由で、ファルザンの指導を受けながら飾り用とした造ったひとりでに動く機械仕掛けの蝶を囮としてシティに放ち、群れる習性を利用し機械囮で迅速飛蝶を自分達の元へ誘導するというものだった。
しかし自分達の元へ戻ってきた機械囮の後ろには一匹も蝶がついてきていなかった為ファルザンとカーヴェはシティ内を走り回ることになる。
その後ファルザンとカーヴェは何とか一匹の迅速飛蝶を捕まえアルハイゼンの元に向かうが、トーナメントのマニュアルにはポイントを1つの蝶のポイントを分け合えるというルールが無いためどちらか片方しかポイントを受け取れないと言う。
ポイントを分け合いたいカーヴェとルールに従うアルハイゼンによって
「なら、いま付け加えろ。」
「そんなことを俺がやるとでも?」
「僕の優勝を邪魔したいのか!?」 といつものように口論が始まる
そのどうしても優勝したい様子のカーヴェに、ファルザンがいつも自分を敬う後輩に今回のポイントを譲ろうと提案する。しかしカーヴェは「僕がポイントを取ったら、ファルザン先輩の功績が全て無くなってしまうじゃないか」と提案を断ってしまう。
ファルザンはまだ1試合目だから構わないと言うが、カーヴェはどうしても譲れないと言うのでファルザンの思いつきでクジ引きによって決めることになる。
みんなが見守る中カーヴェは見事にクジに負け、自分の運の悪さを嘆いた
そんなカーヴェをアルハイゼンは 「運が悪いクセに、クジ引きで勝負を決めていいと言う者はそう居ないだろうな」 と皮肉る
第一ラウンド勝者
1位 | ティナリ | 3pt |
---|---|---|
2位 | ファルザン | 2pt |
3位 | レイラ | 1pt |
参加者が蝶を捕まえに行っている間、評論席に居るアルハイゼンに話しかけ何故評論員をやっているのかと聞くと「賢者の推薦だ。多分、代理賢者を辞めた俺が暇そうに見えたから、この仕事をできる余裕はあると思ったんだろう」と答えた為「そうか、お前も色々大変そうだな…」とパイモンが同情する様子を見せる
本人曰く「仕事自体は結構簡単だ、労力を費やすこともない」そうだ
ナヒーダの元素スキルで心を読めば「このラウンドの勝者は誰になるだろうな。」と少しだけ楽しみにしているような声色で考えている。
第二幕 砂が舞い上がり落ちる
◆第二ラウンド
第二ラウンドの試合会場は砂漠にあり、参加者に会うために旅人らは会場本部か設置されているアアル村に向かった。
本ラウンドの目標はアアル村付近のエリアのどこかに埋められた3つの地脈干渉器を停止させることだ。
この地脈干渉器は地脈の乱れをシミュレート出来るもので、常にエリア一帯の環境に干渉する。
そして本ラウンドは1人が持っていける水と食糧の量は決められている。また、試合エリアから離れた場合本ラウンドを棄権したと見なされる。(※特別評論員は試合専用のアラートデバイスを携帯しており、参加者の位置を把握する事ができる。このアラートデバイスは参加者が試合の任務を完了した際、音で知らせてくれる。)
最初に試合目標を達成出来た3人は、機械を止めるのが早かった順にそれぞれ4ポイント、3ポイント、2ポイントを獲得できる。
ここでもナヒーダの元素スキルでアルハイゼンとニィロウの心の声が聞ける
「今日のような天気は、試合に支障をきたすだろう。」(アルハイゼンの心の声)
会場では試合に参加するにあってプレッシャーを感じあまり眠れていないレイラが「カーヴェ先輩はそういう時、何かいい解決法がありますか?」とカーヴェに質問をする
カーヴェは「正直、ないね。物事の大半には、すぐ効くような解決法なんかないんだ。我慢し続けるか、終わるまで何とか持ちこたえるしかない」
「病気みたいなもの、かな?症状に合った薬を出せないときもあるから、そんな時は自然に治るまで待つしかない。」と言ったあと、元気を出して。とレイラを励ました。
試合開始直後ファルザンは今回もカーヴェに共闘を持ちかけるが、カーヴェは「砂漠には何度も来たことがあるし、機械は僕の得意分野ですから、僕にとっては造作もない。」と誘いを断る
試合序盤で旅人が地脈干渉器を探している筈のカーヴェの元に向かうと何故か1匹のコサックギツネに絡まれている
「コサックギツネ?…どうしてこんなところに?うわぁ、僕の服に噛みつくな!こらっ!」
あとでもう一度話しかけると
「なんでもう1匹増えるんだよ…」と傍に居るコサックギツネが2匹に増えている
その後イベントストーリーを進め参加者の場所へそれぞれ赴いた後に改めてカーヴェの元へ行くとコサックギツネが3匹に増えており、どれだけ歩いてもカーヴェについてくるらしい。
様子のおかしいコサックギツネにカーヴェは食糧を分け与えるが、それでもついてくるコサックギツネ達にカーヴェは「鳴いたって無駄だぞ!食糧はもうない!この残り半分になった水筒の水はあげられない。」とついてこないように促す
「メラック!こいつらを止めてくれ!」
「ピッポ!」
旅人らが話を聞いてみると「はぁ、説明するだけでイライラするよ。砂漠をまだいくらも進んでいない頃から、こいつらに付きまとわれているんだ。」と
地脈干渉器の影響で混乱し、試合エリアからも離れてくれないという
どうやらなけなしの食糧も騙し取られたらしい
メラック
このイベントではカーヴェがメラックを紹介してくれるシーンがある
パイモンが「この空を飛んでるでっかい鉄の塊は、おまえのなのか?」と聞くと、カーヴェは「ああ、これは僕の工具箱で、メラックって言うんだ。」と教えてくれる。
カーヴェは外出する際に何かと持ち物が多い為、実用性のある持ち運び可能な工具箱を持っておくに越したことはない
前に砂漠で仕事をしていた時出会ったキャラバンがキングデシェレト文明の大変状態の良い機械コアを持っていた。
現在の妙論派の理論ではキングデシェレトの技術の由来や謎を未だに解明出来ていない為、こんな完全なパーツに出会えたのも何かの縁だと思い、あり金を全部はたいて購入したらしい
そしてそのコアをもとにカーヴェ自身が手ぶらで持ち歩けるオート工具箱としてメラックを作ったそうだ
複雑な命令は理解出来ないが、測量等の助手をしてくれる。
そしてカーヴェ曰く「一番重要なのは、口がきけないこと、グダグダ言って僕を腹立たせることもない。」と誰かさんを思わせる発言をしている
カーヴェのその発言にメラックは「ピッポ!」と少し悲しそうな表情を画面に表示させている
カーヴェは自身の今のアルハイゼンの家に住んでいる生活を嘆き、自らの人生が悪くなってしまった可能性がある岐路をいくつか挙げだす。
「いつからか、生活がどんどん悪くなっていったんだ。」
「母さんがフォンテーヌで再婚しちゃった頃…それか、図書館でアルハイゼンに話しかけた頃から…」
「いや、それかアルカサルザライパレスのせいで僕の財布が空っぽになって、未だに借金の返済が終わらないせいかな。いつになったら終わるっていうんだ!」
その後カーヴェはコサックギツネ達をみて「よく考えてみたら、おまえたちも僕と一緒で運が悪かったよな」と地脈干渉器を探す事を一時中断し、影響を受けているエリアから送り出すことを決めた。
カーヴェの戦況を心配するパイモンにカーヴェは、どうしても放っておけないからまずはコサックギツネ達を送り出してから考える。と走り出してしまう
「カーヴェのやつって矛盾してるよな…あんなに優勝賞金を欲しがってるのに、助けたい相手は放っておけないんだな……」(パイモン)
「確かにちょっと変…もともと両立なんてできないでしょ…」(旅人)
夜になり試合も終盤に差し掛かった頃、残り2つとなった地脈干渉器のうち1つを見つけたもう1人のレイラは、カーヴェをもう1人のあたしより深刻な問題を抱えていると指摘する。
「カーヴェ先輩にはやりたい事がある。賞金をゲットしなきゃって分かってるはずなのに、矛盾した行動をする…二人目の人格なんてないはずなのに…自分自身との折り合いが全然つかないみたいにね。」
「笑ってるように見えるのに、心は楽しんでなくて、むしろ悲しんでもいる、みたいな。」
そして地脈干渉器が残り1つになり、残る選手はカーヴェとファルザンの2人のみになってしまった
盛典と慧業限定世界任務【「二十年前の出来事」】詳細
Ver.3.6 盛典と慧業開催期間中のみ受注できる世界任務
盛典と慧業 第一幕 蝶が来ては去り 完了後に発生し、この任務に関連する世界任務を全てクリアするとエピローグのカーヴェとの会話にて選択肢によるEND分岐が発生する。
このEND分岐はエピローグでの分岐の為イベント第三幕完了後に世界任務をクリアしても反映されるが、世界任務クリアをせずエピローグに進むとそもそも選択肢が発生しない。
(分岐についての詳細はイベントエピローグについてに記載)
※以下は分岐の前提である世界任務の詳細なので、イベントでのカーヴェとアルハイゼンについての文章はありません。
【世界任務受注】
第一ラウンドを見届けた旅人らは、次に砂漠で開催される第二ラウンドまでの休息時間で学院祭を楽しむべくドリーの元へ向かった。
するとどこからか「もしこいつが成功したら、えらいことになるぞ…」と話す怪しげなエルマイト旅団の傭兵の声を聞く
不審がる旅人の様子を見たドリーは「私は学院祭に関する独占情報を握っていますわ。興味がおありでしたら、また後で私と取引して下さいまし」と持ちかける。
ドリーの会話が終了するとイベント第一幕完了し、世界任務「二十年前の出来事」が受注される
【任務ストーリー】
改めてドリーに話しかけると百万モラを渡せば独占情報を教えてくれるという。
値段交渉も受け付けないと頑なな態度を取るドリーにパイモンが「たかっ!やっぱやめよう!百万モラがあれば、美味しいものがたくさん買えるぞ!」と言うと「どれどれ…なんと!?パイモンは本日の千一人番目のお客様ですわ。特別に百万モラの独占情報を無料で差し上げちゃいますの!」と先程までの頑なな態度を一変させる。
いつもモラに異常にこだわるドリーの不自然な態度に旅人らは不審がるが、ドリーが言うには学院トーナメントに優勝者のみがかぶる権利を得られる才識の冠には何やら隠された過去があるらしい……
その過去とは冠が学院に寄付された後、1度だけ紛失されたことがあるというものだった。
しかし旅人らは冠が紛失されたという事実は聞いたことがなく、ドリーを訝しんだがどうやら証人がいるらしくカシュミールという若者に「二十年前の出来事」という合言葉を言えば詳細を教えてくれるという
カシュミールから話を聞いてみると、どうやら二十年前6才だった彼が当時学院トーナメントの試合を見にこっそり抜け出した際、シティの外で迷子になり1人で怖くて泣いていると不思議な生物と出会ったらしい(アランナラのことだろう)
不思議な生物達が彼を試合会場へ連れて行ってくれたが、到着した時既に試合は終わっていてカシュミールは非常に残念な気持ちになったそうだ。
その時、不思議な生物の一匹が冠を引きずって歩いているのを見かけたらしい。
月明かりで輝く冠はとても綺麗で、彼はその不思議な生物の後をつけた。すると不思議な生物は冠をアビディアの森のとある木のうろに隠したあと消えてしまったという。
カシュミールは冠を触って見たかったが、ちょうど母さんの声が聞こえた為その場をあとにし、後日何度もそこを訪れてみても何の手がかりも無く紛失されていたはずの才識の冠もトーナメント会場に問題なく展示されていた
旅人らはカシュミールの証言を元に木のうろを見つけ中を捜索したが、アランナラが書いたらしきメモだけがあり、何の収穫も得られなかった。
◆サーチェンの過去について
その後再度ドリーに話しかけると、どうやら今度は才識の冠を教令院に寄付した学院祭の協賛者である学者サーチェンの貴重な資料を手に入れたらしい。
この資料の詳細を調べるべく、旅人は第二ラウンドの会場であるアアル村にて過去の学院トーナメントを知る者達に話を聞く。
すると二十年前の学院トーナメントは最も激しい戦いだったと話す人物が……
彼によると二十年前のトーナメントには彼の友人も参加しており、その友人のことを「まっすぐで優しくて、同時にか弱くて繊細で、友人達を大切にしてくれていた」と語る。
しかしどうやらその友人達は既に隠居、失踪又は亡くなっておりもう二度と過ぎた時間は戻らない
1度紛失したが隠蔽された才識の冠、そして激しい「死闘」を繰り広げトーナメントに参加した友人たちの不幸………二十年前の学院トーナメントでは何かがあったようだった。
その後教令院へと戻り学院祭企画委員会のメンバー・ウィカスに話を聞くと、当時冠が紛失されたのは事実であるらしく、同時に二十年前に性格が豹変したという人間が居たという話も。しかし性格が豹変したとされる人間は皆もう亡くなっており、当時の様子を確認する術はもう無い。
旅人らはとある証言を元に、サーチェンと署名がある文書を持っている傭兵の居るダーリの谷へ向かうと、サーチェンの文書は何やら不穏な文が綴られていた……
ぼやけたメモ
神々が強大だった昔、万物は神につきまとい、苦しむ者は耐え忍んでいた。
神々が身を引いた今ら人々は知恵を開花させたが、苦しむ者は相変わらず苦しみの中にあった。
……
璃月には「人生逆旅の如し」、稲妻では「はかなき世をも、うつつと見ず」という言葉があり、見る度に心を痛めるものだ。
そのわけを究明しあいと思い、スメールの歴史を見渡して見たものの、変わらないのは人の本性だけだと分かった。
砂漠に来てから計六十四回実験を行い、七年余りを費やしたが。
……
人間は囚人のごとく、また囚われの獣の如く、どちらかが永遠の苦しみに落ちるまで、互いの快楽を餌食にし続ける。
ゆえに利益を得るものがいれば、必ず損なうものもいる。
楽があれば必ず苦があり、誰もが被害者となり得、誰もが加害者となり得るのだ。
人間の本性は貪欲と無関心だ。貪欲ゆえに悪を働き、無関心ゆえに他人の悪を見て見ぬふりする。
……
こんな世の中に、何の意味があるのだろう?「現在」にとっての「未来」は、まるで「過去」にとっての「現在」のようだ。
争いは永遠に続き、安寧な日々等どこにもない。争いこそが真理なのだ。
一切万物―――私の知識、私の知恵、私の人生―――すべては虚無である。
余談
スメールの飲食店やオルモス港の掲示板などでは、2人のものと思われる書き込みを見ることができる。また多くの人が2人の喧嘩を目撃し言及していたり巻き込まれていたりする。それらから、2人の喧嘩が日常茶飯事であり、スメールのありとあらゆる場所で行われている事がうかがえる。
カーヴェの姿が公開される前からプレイアブルキャラの紹介文やボイスからカーヴェについて言及されていたため、名前は早くから認知されていた。アルハイゼンの家に一緒に住むようになった経緯は不明だが、アルハイゼンによると友人というよりルームメイトのようなものらしい。同居しているが常に喧嘩しており、家の中にとどまらず外でも喧嘩しているため、多くの人からアルハイゼンとカーヴェについてと思われる話が語られており、口喧嘩から殴り合いにまで進展してマハマトラに連行されたエピソードも存在する。
関連タグ
原神BL(住み分けタグ)