概要
揉め事や争いごとの総称で、裁判沙汰や経済対立も含むが、一般的には武力衝突による「武力紛争」のこととして使われる。
「戦争」とは線引きが難しいが、多くは「戦争」を国家間同士の大規模・広範囲の武力衝突とし、「紛争」を規模の小さい勢力同士の限定的な武力衝突、国家内における「内戦」などを指す場合が多い。すなわち「戦争未満の戦争」とも言える。
国際法上は戦争は認められていないため、「紛争」と位置づけたい考えも多く、「戦争」と「紛争」が明確に区別できない原因の一つでもある。
紛争の原因は多種多様であり、冷戦崩壊後はテロ組織や国際情勢の介入もあって複雑化している。また地球規模の自然環境の変動による難民も出現し、それによる対立も起こっている。