概要
史実の「ノルマンディー上陸作戦」を題材にした1962年に公開されたアメリカの戦争映画。
原題は「The Longest Day」。
監督は
- イギリス関連:ケン・アナキン
- アメリカ関連:アンドリュー・マートン
- ドイツ関連:ベルンハルト・ヴィッキ
がそれぞれ務めた。
アメリカ人ジャーナリストコーネリアス・ライアンのノンフィクション書籍を原作とする。
米国アカデミー賞で撮影賞、特殊効果賞を受賞した。
あらすじ
1964年6月。
フランスを占領しているナチスドイツ軍は、連合軍の上陸作戦に備えつつも、「この悪天候続きでは上陸は無いだろう」「あるにしても英仏間が一番狭いカレーだ。一番遠いノルマンディーは無い」と考えていた。
ドイツ軍の一部は「だからこそわずかな好天を逃さず、ノルマンディーに攻めてくる」と考えていたが、軍全体が動くことはなかった。
しかし、連合軍の最高指令官であるアイゼンハワーは作戦の決行を指示する。
1994年6月5日夜、オルヌ川のペガサス橋にグライダー部隊が降下する。
さらに、現地のレジスタンスたちが通信網を破壊。
パラシュート部隊の降下が始まり、ノルマンディー沿岸に大量の軍艦と上陸部隊が集まる。
連合軍にとってもドイツ軍にとっても「一番長い日」が始まった。
主な登場キャラクター
()内は演者。
ドイツ軍
- ロンメル元帥(ヴェルナー・ヒンツ)
B軍集団の長。
冒頭の彼の「一番長い日になる」の台詞に合わせてタイトルが表示される。
- マルクス大将(リヒャルト・ミュンヒ)
第84軍団長。
「自分が連合軍なら天候の隙を突いてノルマンディーに襲撃する」と考える。
- ブルーメントリット大将(クルト・ユルゲンス)
西部軍の参謀総長。
- プルスカット少佐(ハンス・クリスチャン・ブレヒ)
第352歩兵師団。
沿岸砲兵隊の指揮官を務める。
- プリラー大佐(ハインツ・ラインケ)
ドイツ空軍所属。第26戦闘航空団の司令。
連合軍
- アイゼンハワー(ヘンリー・グレイス)
連合軍の最高司令官。
- バンダーボルト中佐(ジョン・ウェイン)
米軍第82空挺師団の大隊長。
パラシュート部隊をまとめあげる。
- ハワード少佐(リチャード・トッド)
英軍第6空挺師団の指揮官。
グライダー部隊でオルヌ川のペガサス橋制圧を目指す。
- ルーズベルト准将(ヘンリー・フォンダ)
米軍第4歩兵師団の副師団長。
ユタビーチに上陸した部隊を率いる。
- ロバット卿(ピーター・ローフォード)
英軍第3歩兵師団コマンド部隊の指揮官。
ソードビーチに上陸し、ハワード少佐との合流のため進軍する。
- キーファ中佐(クリスチャン・マルカン)
自由フランス海軍のコマンド部隊長。
ロバット卿と同じくソードビーチに上陸した。
- フラー軍曹(ジェフリー・ハンター)
米軍第29歩兵師団に所属する工兵。
オマハビーチで爆破作業を行う。
- シュルツ一等兵(リチャード・ベイマー)
米軍第82空挺師団所属。
賭け事が好きだが、大勝したときには不幸なことが起こりがち。
- ジャニーヌ(イリナ・デミック)
フランス現地のレジスタンスの女性。