概要
ヒサメやカゲチヨと同じクラスの太っている男子。
カゲチヨの事を「ストーカー」、ヒサメの事を「天使」だと思っている。
本名は不明。
1回目〜2回目
ある日、カゲチヨが教室に忘れたスマホを手にしたのがきっかけで、当初は彼の振りをしてヒサメと連絡をやりとりする程度の関係に発展。上手いことカゲチヨに成りすまし、ヒサメの自撮り写真を入手して悦びに身悶える。
しかし再現なく高まる欲望によって段々エスカレートしていき、「一緒に勉強がしたい」と言ってヒサメをカフェに呼び出し、偶然を装って接近。飲み物に薬を混ぜて意識と動きを封じ、休憩という体でホテルへ連れ込む。
本性を現して彼女を襲おうとしたところカゲチヨに乗り込まれ、警察に逮捕された。
2回目の登場は、まるで前回の事を反省していないのような素振りをみせ本格的にストーカー化。
ヒサメの家に侵入するために執拗に張り込みを続け、窓に鍵をかけ忘れるのを待ち続ける。
こうして侵入した後は、床下やベッドの下などに潜んでヒサメの監視を続ける。ついに我慢できなくなり、ヒサメが眠っている隙にいきなり想いを遂げようとするが、怪しんでいたカゲチヨによって阻止される。
そして二度とこんなことが出来ないようにと、股間を痛めつけられ気絶するほどの激痛を味わうのだった(慣れないことをしたカゲチヨは、余りの気分の悪さに吐いてしまった)。
ここまでは、これらのように彼の方に圧倒的に非がある。が...
3回目以降
3回目の登場は、前回とは異なり今まで自らの行動を反省しており、寺で修行していた(寺に来ていた人達からもいい人だと思われている)。
が、突如、異宙人達に自身の身体を実験して力を与えてやると依頼され、当初こそ断っていたが、公園でリア充がいちゃついているのがきっかけで自身の身体をサイボーグに改造した。
そして、自らがこうなった原因であるカゲチヨに復讐するために、ヒサメを誘拐し、彼に決闘を申し込んだ。以前とは比べられないぐらいパワーアップしているため、カゲチヨのウィルスは全く効かず、彼を追い詰めるが、それまでこんな状態でも眠っていたヒサメが目を覚まし、彼女の手によって倒された。
そして、最後の登場である4回目は、異宙の刑務所で捕まっていたところ、「ソロモン72柱」のグレモリーによって、もはや人面が生えた巨大なムカデとでも言うべき人間ではない化け物に変化し、ヒサメを除く地球人を滅ぼそうとしていた。
何度も襲ってくる彼を今度こそ殺そうとするカゲチヨだったが、ヒサメが「これは私と彼だけの問題」
と言って、彼の体内に入っていった。
衝撃の事実(ネタバレ注意)
体内に侵入したヒサメだったが、そこで見たのは、彼のそれまでの出来事。
それは、小学生の時からクラスメイトに、何事にたいしても「キモい」などイジメを受けていた(しかも結構悪質である)。
その事について親に話すが「そんな事を親に言って情けない奴だな!!」と、まるで相手してもらえなかった。しかし、彼は「いつか・・・頑張っていれば・・・見てくれる人が現れる筈だ!!」と信じて勉強を頑張ってきた。
そして、時は流れ現在に至るが、それまでの過程でもイジメられ続け、親にも邪険扱いされてきた模様。
とある日、イジメられていたところ、ヒサメが「何かに夢中になっている人はカッコいいよ」
と励ましてもらい、それが今回の一連の事件のきっかけでもあった。
その事を知ったヒサメは、彼のコアにたどりついた。
彼も、またヒサメの記憶をこの能力によって知り、彼女の気持ちも理解していた。
ヒサメは彼のコアを破壊しようとするが、彼は勇気を振り絞り、彼女に告白した。
そして、ヒサメはそれを断り、理由は「あなたが好きじゃないから。」と返し、ようやく、自身の過ちに気づいた。
そして、彼は「生きている意味はない」と感じたため、自らのコアを破壊し、一連の出来事に終止符を打った...
余談
彼は、特にファンの間でも好き嫌いが激しいキャラであり、作品の評価が分かれるだけでなく、カゲチヨやヒサメの評価にも繋がる原因となった(特に3回目の登場以降)。
原因は以下の
・カゲチヨやヒサメが、最後まで力ずくで解決しようとする描写
・それまでの彼の行動
など様々である。
しかし、今の社会問題を取り扱う事が多い、今作にとっては、彼のキャラが今の現状を伝えるきっかけの一つに繋がったかもしれない...
・・・・・そして時は流れ、同じ過ちを犯してしまう者が・・・・・・・・
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初登場回
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混血のカレコレ ヒサメ(混血のカレコレ) グレモリー(混血のカレコレ)
ヘクト(混血のカレコレ):後任者的存在。かこちらも変態サイコストーカーだが、あらゆる点で対照的でもある。