概要
エンジェルダストといえば、非常に強力な麻薬で、服用すれば人を死すら恐れない命令を遂行するだけの人形に変貌させる。
また痛みなども遮断するため、人間の筋力を限界以上まで高め、人体のリミッターを超えた怪力や運動力、耐久力を持った『怪物』を生み出すことが出来る、20発の弾丸にも倒れない狂人を造る悪魔の薬。
略名『PCP』。
海原神はこの麻薬で不死の兵士軍団を作ろうと画策し、ゲリラ兵だった冴羽獠に投与した。
槇村秀幸を殺し、ミック・エンジェルと伊集院隼人の人生を狂わせたクスリである。
余談
アニメ版のエンジェルダストは、原作では麻薬の名前として登場しているが、『劇場版シティーハンター 天使の涙』では人間を超人兵士に変えるナノマシンテクノロジーとなっている。その発明を行った会社として、ゾルティック社というバイオ企業が登場する。
なお、エンジェルダストと呼ばれる薬品は実在しており、フェンサイクリジンのことを指す俗称である。元々は麻酔薬として作られたのだが、麻酔から覚醒する際暴力や妄想といった症状が副作用として現れたため人間には使われなくなり、動物用麻酔薬として使われるようになった。
しかしその効果から幻覚剤として乱用されるようになったため、日本では麻薬として取り締まりの対象になっている。麻薬としては大麻よりも強力という報告があるほど。当然のことながら超人を作り出す効能はない。
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ヘル・ビジョン…非合法ドラッグ繋がり