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概要

魔術協会の三大部門の一つ彷徨海に所属する魔術師。『保存の扉』に属している。

見た目は二十代ほどの美男子だが、少なくとも最低でも1000年程は生きているらしい。

山嶺法廷ムシキアトラス院のクアドリス家と共にエルゴに神を入れるという行いをした魔術師。

3巻にて、激闘を終え疲労困憊なⅡ世たちの前にいきなり現れ、圧倒的な力で他を蹂躙し、狙っていたものを奪い去っていった。

現代においては魔法の域とされる瞬間移動も、彷徨海ならいまだ魔術のものとして使いこなしており、さらにムシキの放つ拳も遅滞と停滞の概念を空間に張り巡らした結界によって止めている。

酷薄かつ軽薄な言動が目立つ人物で、本来魔術師というものがやらない(危険な)賭け事を好み、それが弱いと語るなど、失敗による損失に頓着しない享楽的な価値観が見て取れる。

白若瓏の師匠だが、こうした性格からイマイチ尊敬されず「クソオヤジ」と呼ばれ、エルゴからは嫌悪感を抱かれ、弟子は道具と公言した事からエルメロイⅡ世も不快感を抱く様になった。

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