概要
魔術協会の三大部門の一つ彷徨海に所属する魔術師。『保存の扉』に属している。
見た目は二十代ほどの銀髪で背が高く、背筋が凍るほどの美男子だが、少なくとも最低でも1000年程は生きているらしい。
山嶺法廷のムシキ、アトラス院のクルドリス家と共にエルゴに神を喰らわせる実験を行った魔術師。
3巻にて、激闘を終え疲労困憊なⅡ世たちの前にいきなり現れ、圧倒的な力で他を蹂躙し、狙っていたものを奪い去っていった。
人物
酷薄かつ軽薄な言動が目立つ人物で、酒と本来魔術師というものがやらない(危険な)賭け事を好み、それが弱いと語るなど、失敗による損失に頓着しない享楽的な価値観が見て取れる。
白若瓏の師匠だが、こうした性格からイマイチ尊敬されず「クソオヤジ」と呼ばれ、エルゴからは嫌悪感を抱かれ、弟子は道具と公言した事からエルメロイⅡ世も不快感を抱く様になった。
能力
現代においては魔法の域、または魔法一歩手前とされる瞬間移動も、彷徨海ならいまだ魔術のものとして使いこなしており、さらにムシキの放つ拳も遅滞と停滞の概念を空間に張り巡らした結界によって止めている。
ただ肉体そのものは普通の人間の為、殺そうと思えば現代の魔術でも殺すことは可能。
人間関係
モナコに居を構える上級死徒。
同じく神代の魔術師であるため、気軽に話すことができる旧知の仲。
時計塔所属の弟子であり、出資者。
実験の協力者。
彼がアトラス院と共同で建設した裏のアレクサンドリア図書館にて他2人の魔術師と共に実験を行った。
『Fate/Grand Order』にてプトレマイオスが彷徨海の変わり者からテュフォンの欠片を見る機会があったと発言しており、十中八九ジズであると思われる。