人物
2年B組の生徒。バドミントン部所属。
表情の起伏をあまり見せない、クールで大人びた黒髪ロングの女子生徒。
同じバドミントン部との新島絹枝と仲が良いが、彼女のテンションの高さに少々呆れている(ただし、その前向きさは評価している)。また、不道エイジとは同じ中学出身で親ぐるみでの付き合いがあるが、不道自身には良い印象を抱いていない。
大人びた雰囲気を漂わせるクールビューティーな美少女で、一見冷淡な印象を受けるが、その内面は他人の失敗を笑うことを嫌い弱者に手を差し伸べる正義感で溢れている。一方で自身の言動に対する責任を自覚しながらも意志をはっきりと示す良識や芯の強さも持ち合わせる。
1年生の頃、試合に負けて落ち込んでいた際に叱咤されたことで黒瀬に密かな好意を抱き、冴木と同様に黒瀬のいじめの事実に気づいている数少ない人物。遠巻きから傍観する程度だが、他のクラスメイトのように黒瀬を蔑むことはなかった。
白鳥聖の計画の中心人物となり、本格的に関わるようになるがその過程で、自分自身の手で取り返しのつかない過ちを犯してしまう。
戦争編のネタバレ有り
「戦争」編では、冴木の無実を訴えるが新島から生徒達の前で考えを否定された上に反感を買い、更に新島から彼女のドス黒い本性や黒瀬と白鳥の入れ替わりの事実を聞かされて殺されかけるが、復活した黒瀬に救われた。その後は黒瀬の復讐を止めるために動くも、白鳥に付いた美谷ひなに捕まり不道の手で放火されかけ、再び絶体絶命に追いやられる。しかし、黒瀬に協力する事を選んだ吉倉ネネと若王子昴の連携で窮地を脱し、男子生徒達によって発見と救出され、衰弱していたのもあって救急搬送された。
「戦争」終結後は白鳥の悪行を公表しようと動き行き詰まる中、志田さくらと邂逅する。黒瀬(中身は白鳥)の指示で誘き出したさくらによって放火されたように見えたが……この時点でさくらは白鳥を見限っていたため、周囲にバレないように逃がされたため無事だった。
黒瀬と白鳥の戦いに終止符が打たれた後、黒瀬を傷付けてしまった事に対して一生を掛けて償っていく決意を心に決めた一方、同じ人を好きになった者同士という理由でさくらと改めて親友になり、かつて確執があった先輩の雪田が仕事をしている店に案内した。