CV:井上喜久子(セガガガ&ソニック&オールスターレーシング トランスフォームドでの配役)
概要
任天堂のマリオに対抗するために生まれたマスコットキャラクターでソニックの先輩にあたる。
略称は「アレク」。フルネームは「アレックス・キッド・オサール」で、これは「オサール家の王子」という意味である。
アリエス星という惑星に住み、マウンテン山でパンチ技「ブロッ拳」という奥義の鍛錬に励んでいた。好きなものはおにぎり(海外版ではハンバーガー)。
不運にもマリオが目立ちすぎた為、知名度が低くなってしまったキャラクターとなってしまっている。
『セガガガ』では、その事を自虐ネタとして扱っている(ネタ扱いしてるのに何気に内容が重かったりする)。
登場作品
アレックスキッドのミラクルワールド
アレックスキッドのデビュー作品で、名作として名高い作品となっている。
海外ではマスターシステム内蔵ソフトとして収録されたこともあり、そちらでは操作ボタンや一部演出の変更が施されている。
プレイ動画
アレックスキッド・ウィズ・ステラ ザ・ロストスターズ
シリーズ第2作で、アーケードゲームとしてのデビュー作品。開発は『ミラクルワールド』と並行して行われたらしい。
アーケードゲーム故か難易度が非常に高く、暗記・ノーミスゲー化してしまっているが、Hiro師匠こと川口博史氏による楽曲や、多重スクロールするパステルカラー調の背景は評価が高い。
2人同時プレイが可能となっている。2Pキャラはタイトルにも記載されている「ステラ姫」である。
長らくアーケード版そのものの他ハードへの移植は行われていなかったが、2020年12月発売のアストロシティミニにて本作が収録されることとなり、初めて移植が実現した。
1人プレイ動画
2人同時プレイ実況動画
BMXトライアル アレックスキッド
縦高速スクロールのレースゲームである。
プレイには周辺機器のパドルコントローラーが必要。
プレイ動画
アレックスキッド ザ・ロストスターズ
『アレックスキッド・ウィズ・ステラ ザ・ロストスターズ 』をセガマークⅢ向けにアレンジ移植した作品。
かなりの良移植なのだが、アーケード版で可能だった2人同時プレイが出来なくなったことでステラ姫が削除された他、ハードの制約によりグラフィックがやや劣化しているため、評価が二分してしまっている模様。
プレイ動画
Alex Kidd in High Tech World
海外マスターシステム限定作品。
元々日本マークⅢ版『あんみつ姫』だったのを無理矢理アレックスキッドに置き換えた作品であり、その結果『ミラクルワールド』や『天空魔城』とストーリーが矛盾してしまっているため、ファンからは不評らしい。
タイトルの「High Tech World」は、アレックスキッドが向かうゲームセンターの名前であり、日本版『あんみつ姫』でいうケーキ屋「ぽんぽこ」に相当する。
プレイ動画
アレックスキッド 天空魔城
アレク唯一のメガドライブ用作品で、『ミラクルワールド』の直系の続編作品。
『ミラクルワールド』の直系のため、ストーリーや要素が引き継がれているが、操作性が悪いなどゲームバランスに問題があったため、失敗作扱いされてしまった。
本作の失敗が、ソニックの誕生の一因にもなったとも言われている。
プレイ動画
Alex Kidd in Shinobi World
『High Tech World』と同様、海外マスターシステム限定作品。
アレックスキッドの世界観に、同じセガ作品である『忍 -SHINOBI-』の要素を取り入れたアクションゲームで、一部楽曲に『忍』のアレンジが用いられている。
悪の忍者にさらわれたガールフレンド(ステラ姫とは別人)を助けるべく、忍者の能力を手に入れたアレックスキッドが冒険する内容。
海外でかなりの高評価だった模様だが、既に日本マークⅢ用ソフトのリリースが終了していた他に、前作の『天空魔城』のマイナスイメージが響いたためか日本国内では発売されなかった。
プレイ動画
アレックスキッドのミラクルワールドDX
最新ハードでリメイクされた「ミラクルワールド」で、クラシックモードは原作の作風になる仕様となっている。
アナウンストレーラー
プレイ動画
余談
- 元々『アレックスキッドのミラクルワールド』は『ドラゴンボール』のゲームとして制作される予定だったが、当時のセガがドラゴンボールの版権を取得出来なかったため、計画が変更されてオリジナルキャラクターでリリースに至った経緯がある(ちなみにライバルであるマリオのデビュー作『ドンキーコング』も同様の経緯で生み出されている。詳しくはドンキーコング初代シリーズを参照)。
- 『ミラクルワールド』と『天空魔城』のボス戦がじゃんけんなのは、本来操作キャラになる予定だった、少年時代の孫悟空が用いたジャン拳の名残らしい。