概要
pixivユーザーの古参絵師・ずる氏が、2010年代にpixiv上で展開していた「リトルテイルブロンクス」の二次創作。同氏によるアナログ絵のイラストシリーズであった。略称は「FRR」。
獣人+レトロメカ+浮遊大陸を作品のコンセプトとしていた。
あらすじ・世界観設定
5つの指輪が支配していた世界。「100万の軍勢を意のままに操ることができる能力」を持つ5つの指輪が持ち主に強大な力を与え戦乱を巻き起こしていたが、とある1人の犬ヒトにより(5つのうちの)1つの指輪『王狼』が打ち破られた。
神の指輪を凡百の存在へ追いやって四半世紀。シュナウザー帝国は1億人以上の国民を抱える超軍事国家。暗黒時代の抑圧から人々は解放され、シュナウザー帝国は繁栄を続けていた。そんな中、主人公のジムは…
種族については「犬ヒト」「猫ヒト」…など、「テイルコンチェルト」の設定をそのまま踏襲している。作中の国家・シュナウザー帝国では99.9%の犬ヒトが暮らし、次いで(僅かではあるが)猫ヒトが多い。
主な登場キャラクター
ジム(ジェームス・イングラムJr.)
身長230cmの虎ヒト。
非常に頑健な肉体をもち、超常能力を開花することも多い虎ヒトの末裔。母親マリアがシュナウザー皇帝の護衛をしていたことから、王宮で育った。
17歳となった今、次代の皇帝へ仕えるため、公安9課へ見習いとして配属される。
アイリ・ハウゼン
ヘビースモーカーの女性犬ヒト。ジムとバディーを組んでいる。
ネココマ
公安9課に配備されている人工知能サポートロボット。B級知性体として9台開発され配備されたが、そのうちの1台が組織に強奪されてしまっている。
ロボット各個体の名前は『ブリッツェン』『ドンダー』『ダッシャー』『ヴィクセン』『コメット』『ブランサー』『キューピッド』『ダンサー』。そして『ルドルフ』はその強奪された1台。それぞれに個性があり、ネココマに会話ROMを差し込むことで音声によるコミュニケーションが可能。但しその分だけ本体の機能が弱まるため、普段はモニタで対応している。