この記事は最新作東方獣王園のネタバレを含みます。閲覧にご注意下さい。
概要
火と血をまとった、天火人(テンカジン)という呪われた妖怪。
その正体は大きなムジナだと言われているが、その姿を見た者はみんな、ムジナだとは思えないという。
作中ではチュパカブラ扱いされ、本人はそんな変な名前の怪物だと思われることに不満を持っていたが、最終的にチュパカブラの事をよく知る二ッ岩マミゾウの説得によりチュパカブラ扱いされることを受け入れる。
旧血の池地獄に棲み着いており、そこを心地よいと思う変人。
生き物の血を吸って生きているが、生温い生き物の血では満足できず、怨念渦巻く呪われた血を求め、血の池地獄に辿り着いた。
血の池地獄が余りにも自分に合った環境の為、地上への興味も失い、地獄が旧地獄になってからはずっと旧血の池地獄から離れず、引き籠っていたらしい。
獣王園のストーリー中で同じ旧地獄在住である火焔猫燐に偶然出会った際には「引き籠もり卒業したの?」と言われており、周囲からも認められるほどの引きこもりっぷりだったようだ。
東方獣王園のストーリー開始前に旧知の日白残無から旧血の池地獄に新しくやって来た饕餮尤魔の話を聞かされる。
似たもの同士の饕餮と出会い、すぐに意気投合して剛欲同盟の傘下に加わる。
しかしその実態は饕餮の地上支配の時間稼ぎを行うために送り込まれたスパイであり、実質的には残無の配下に当たる。
だが旧地獄を切り捨てて新地獄を作り上げた残無には内心では怨みを抱いており、孫美天、三頭慧ノ子と比べて非協力的である。
ストーリーモードのEDにおいてちやりは饕餮を騙していた事を謝罪し、饕餮も快く許した事で彼女はこれからも饕餮に付いて行くのであった。
種族
天火人
群馬県に伝わる、一説には貂が化けたとも言われる妖怪である。姿も提灯程の大きさの丸い火の玉だが、ターゲットとなる人間の背後から飛び上がって花火の様に破裂し、そのまま降り注いで昏倒させた所で生き血を吸うとされる。
容姿
一本角と大きな尻尾が生えた姿。髪は紫色で背中にかかるくらいに長い。
服装は黄緑のTシャツに短パンと部屋着感のあるもの。足元は裸足。
Tシャツの右下には「Welcome to hell」と書かれている。これは三頭慧ノ子とのVSモード会話によれば、地獄ではメジャーなブランドらしい。
また、Tシャツの袖や裾には塩基配列と思しきアルファベットが描かれている。
腰には吸血道具であり武器でもある注射器を多数ぶら下げている。
性格
「なんすか」「そりゃ、私の事だなぁ…」といったどこか間の抜けたゆるい口調や、チュパカブラ扱いも割合すんなりと受け入れていることから、あくせくしない性格のようだ。
またVSモードの台詞を見る限り、ご近所さんの火焔猫燐をはじめ多くの登場キャラクターと面識がある。
姫海棠はたてのように、引きこもり気質ではあるがコミュ力はそれなりに持ち合わせているらしい。
また、自分を「大人気の血を吸う妖怪」だと認識するなど自己評価は高く、ポジティブな性格の持ち主と言える。
まとめると、コミュ力が高くポジティブな引きこもりという、風変わりな性格の持ち主。
スペルカード
余談
今作の自機の中では霊夢と共にぶっちぎりの強さを誇る。
その原因はEXアタックで発動するしつこく追尾する鬼火。更にC2で鬼火が巨大化して相手の逃げ場をふさいでしまう。このC3→C2コンボを喰らうと被弾はまず逃れられない。
そのぶっ壊れ具合はオンライン対戦において出禁扱いを受けるほど。
一方で上記の特性はストーリーモードのCPUすら確殺するほどであるため高難度の実績解除を目指す際によく推奨される機体でもある。
二次創作
尤魔との友人のような関係や、スパイの件を許してもらい尤魔に付いて行くことにした件などから、共に描かれることが多い。(ゆうちや)
- ちやリーダー?
ちやり+チアリーダーという言葉遊びから生まれた創作。余談だが、獣王園では三頭慧ノ子も特徴的なドット絵の動きからチアガール、またはそれらしいポーズをした作品が多く、中にはちやりと慧ノ子の二人が共にチアガールの恰好をしている作品もある。(東方チアガール)
関連タグ
東方Project 東方獣王園 チュパカブラ 変なTシャツヤロー
スカーレット姉妹:吸血繋がり。東方鈴奈庵では本物のチュパカブラをペットとして飼っている。
饕餮尤魔:似た者同士
剛欲同盟:所属組織