概要
CV:小山力也(アニメ第2作)
漫画『ベルセルク』に登場するキャラクター。
作中世界における一神教(法王教)の司教であり、異端審問官の職にある。
苛烈な審問で恐れられており、裁いた者を500人以上磔刑や車輪轢きの刑に処してきた事から、「血の経典」の異名を持つ。
普段は温厚な司教であるが、異教徒・異端者には一切の容赦がなく、怒った時は凄まじい顔芸を見せつつ経典の背で相手を撲殺することも。
一方で異形の者であっても、経典に則って異端と見なされない者であれば慈悲深く扱う。
皮膚病等の病や障害のために迫害された者たちをも愛し子とし、弟子として受け入れてきたため、彼らから深い忠誠心を抱かれている。その忠誠心は彼らの異形とその所業さえ忘れさせるほどに美しく、一番弟子であるアルビノの男の最期は涙なしには見ることはできない。
顔の輪郭が真四角という奇怪な容貌をしているが、これは「頂礼」という全身を床に叩きつける礼拝方法を一日千回、毎日欠かさず続けてきた結果によるもの。
頂礼を実際目の当たりにしたセルピコは「あの顔の秘密はこれですか」と内心でツッコミを入れていた。
また、頂礼が原因で膝に障害を負っており、走る事ができない(固い石床に膝から思い切り叩きつけているため)。
最後は弟子たちともども使徒もどきと化してガッツと交戦。「もどき」でありながら、戦闘力は使徒と遜色なく、外皮の鱗が頑強で攻撃も無効化してしまうためガッツも追い詰められた。
本人はこの変貌を神がもたらした奇跡と信じて疑わなかったが(使徒と関わったものは精神世界=幽界にずれることで、己が精神を反映した姿と力を持つ。モズグスの場合、その狂信的な信心こそが、その強さをもたらしたといえる)、心臓付近にある経典が鱗で覆われていなかったのをガッツに見抜かれ、経典越しに心臓をドラゴンころしで貫かれて壮絶な最期を遂げた(自身の信仰を疑いもしなかったモズグスは教典こそが自身を守る最高のものと信じて疑わなかったため、変貌した際に急所である心臓に教典が収まっていた)。
名前に「様」はもちろんないのだが、その特異なキャラクター性からファンが多く、彼らからは様付けで呼ばれる。
表記揺れ
関連タグ
サナギマン - 使徒もどき形態の元ネタ。ドラゴンころしの一撃を食い止め「剛力招来!! 超力招来!!」と叫ぶシーンがある(順に第1段階、第2段階への変身の掛け声)。