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ゴーレンの編集履歴

2023-09-30 13:45:38 バージョン

ゴーレン

ごーれん

ゴーレンとは、漫画「金色のガッシュ!!」及びアニメ「金色のガッシュベル!!」に登場するキャラクターである(メイン画像上)。作中では回想シーンでのみ登場。

概要

作中における現在の「王を決める戦い」ではなく、千年前の「王を決める戦い」に参加していた魔物。CVは奥田啓人氏。

後述の通り、千年前の戦いにおいては最強クラスの実力を持つ強者であり、現在の魔物であるゾフィスにも「石のゴーレン」という異名を知られているほど。


そして自身の術によって「石板に封印された魔物」という概念そのものを生み出した張本人でもあり、石板編における真の意味での「全ての元凶」である。


人物像

容姿

下半身は「茶色の体毛を生やし、蹄のついた四本の足を持つ」というケンタウロスを彷彿とさせる外見だが、尾は口を開いて牙を露わにした蛇となっている。

上半身は「逞しい腹筋と二本腕」という鍛え抜かれた人間の身体を彷彿とさせる一方、肌の色が青銅、両胸に黄色い瞳が備わっている等、やはりどこか不気味な印象を与える要素も散見される(両胸の瞳に関しては術を発射している描写があるので、ボディペイントの類ではなく本物の目であると思われる)。

そして顔の大部分を鋼鉄製の鎧で覆い隠し、僅かに見える顔の上部分は赤い一つ目頭部からは髪ではなく朱色の蛇が何体も生えている等、総じてメドゥーサを思わせる点が多い。

性格

作中では回想シーンでのみ登場、かつ同シーンでの台詞も少ないため、性格に関しての詳細は不明な点が多い。

ただ、後述のような戦法を用いたのを見るに、正々堂々さや武人らしさは無いと思われる。


実力

最終的には魔界の王にこそなれなかったものの(※)、千年前の参加者の約半数(46体)を後述の「ディオガ・ゴルゴジオ」によって倒し、最も多くの勝利を収めたほどの超強豪

当然ながらこれほどの勝利数を記録した魔物は現代における戦いでも存在せず、単純な勝利数でいえばダントツで作中最高である。


(※)作中ではゴーレンを倒した相手について語られることはなかったが、後に作者ブログにて「とある魔物(リンク先は重大なネタバレなので注意)が3体の仲間と協力して倒した」と明かされている。


また、回想シーンでは千年前の魔物の中でもトップクラスの実力を持つパムーンを疲労させ、「貴様も強かった」と明確に強さを認める発言をさせるほどの戦闘を繰り広げており、「ディオガ・ゴルゴジオ」抜きの実力(純粋な正面戦闘)でも相当な強さだったことが窺える。


加えて、いざ追い詰められた際には「自分の頭の蛇の一部を人間の少女の姿に変化させ、人質に見せかけて隙を作る」という相手の良心に訴えかけるような搦め手まで用いる狡猾さも併せ持つ。

このように「直接戦闘における充分な強さを持ちながらも、勝利のために卑劣な戦法も厭わない」という点がゾフィスと共通しているのは何の因果か……。


呪文

作中で披露されたのはディオガ・ゴルゴジオのみだが、連載当時に発売していたカードゲームにて幾つかの呪文が収録された。


  • ディオガ・ゴルゴジオ

ゴーレンの代名詞にして、作中最悪とも言っても過言ではない非人道的な効果を持つ呪文

頭部の一つ目、両胸の瞳の計3ヶ所から同時に光線を発射。光線自体に攻撃力は無いようだが、光を浴びた魔物は全身が石化しながら自身の本の中に吸い込まれ、本のサイズに合わせて小さくなった姿が浮き出た文字通りの「石版」と化す。

魔物の術の中においてディオガ級という上級術ではあるものの、最上位ではない格の術ながら、まだ余力を残していたパムーンに一発当てただけで石化させ、巨体を持つデモルトにもこの術で勝利しているため、特に条件を必要としない実質的な一撃必殺と思われる。

この石化は一時的なものではなく、後述の石化解除呪文「メドルウ」(もしくはそれを再現した「月の光」)を用いなければ千年経っても解除されないほどの永続的な効果であり、たとえ術の使用者であるゴーレンが敗北し魔界に帰ったとしても解除されない。

また、石化中は魔本の機能も失われるため、この術で石化した魔物は敗北扱いになりながら魔界に帰ることができなくなる。そして、石化中も魔物の意識は保たれる。結果、誰もが千年もの間人間界で壮絶な精神的苦痛を味わい続けるという極めて悪質な効果を発揮した。

偶然石版を発見し、彼ら自身の配下に仕立てあげようと企んだゾフィスによって石化が解除されるまで……。



魔本と魔物はリンクしているものの、魔物から本への術の発現及び、本から魔物への術の発動と魔界への送還以外では直接的な影響を及ぼすことは基本的に殆どない。魔物が多大なダメージを受けた場合も、魔物が死亡する前に誰かに本を燃やして貰うことで送還させ命を繋ぐことになる。だが、「ディオガ・ゴルゴジオ」の場合、魔物に術が当たると魔本が発光して勝手に動き、魔物を吸い込んで諸共に石化するという、魔物の術において他に類似例が存在しない現象が起きる

連載終了後の作者ブログでも「ゴーレンの術は本当に予想外の力だったので、王を決める戦いを作った何者かも石板魔物を助けられなかった」と回答されており、上述の要素を踏まえると作中における全ての術の中でも極めてイレギュラーな効果を持つ呪文だと言えるだろう。


以下はカードゲーム収録時に判明した呪文。


  • ゴルゴジオ

目から光線を発射し、動きを封じる。

おそらくこちらも石化光線の類だろうが、詳細は不明。


  • メドルク

頭の蛇を操って攻撃する。相手の動きを封じる。こちらも正確な効果は不明。

とはいえ、作中においてゴーレンは呪文抜きでも頭部の蛇を自在に操っているので、「~ルク」系である点も踏まえると「頭部の蛇の速度や強度を上げる」等の効果だろうか?


  • メドルウ

石版にした相手を元に戻す呪文。公式ファンブック「金色のガッシュ!!まるかじりブック2」内の「ガッシュと学ぶ清麿ゼミナール」のコーナーでも「ゴーレンには『メドルウ』という石化解除呪文があり、すぐ元に戻せたそうだ」と言及されていた。


この術は(ゾフィスほどの非常に優れた知力と科学力さえあれば)特殊なフィルターで再現可能であり、現にゾフィスの開発した「月の光」によって千年前の魔物は復活した。


本の持ち主

  • モーリス

CV:渡辺英雄

ゴーレンの本の持ち主。黒いローブを纏った男。

こちらもゴーレンと同じく回想シーンのみの登場、かつ台詞も少ないため、正確な人物像は不明。

ただ、ゴーレンが上述のような搦め手を用いた際、「娘を人質にされて無理矢理戦わされていたのです」と芝居を打つ形で協力しているため、多少なり卑劣な性格をしていたのは否めないだろう。


余談

魔界に帰った後はどうなった?

原作29巻にて「王を決める戦いに合わせた魔界の変化」及び「王の特権」が明らかになったことで(重大なネタバレのため詳細は伏せる)、「ゴーレンは今も生きているのか、あるいは消されてしまったのか?」という考察が盛んになった時期もあった。

実際、連載終了後の現在でも「ガッシュ ゴーレン」と入力した際のサジェストで「その後」や「消された」等の単語が出てくるほどである。


だが、2023年5月時点では作者ブログ・作者Twitterのいずれでもゴーレンの敗北後については一切語られておらず、彼にどのような処置が施されたのかはファンの想像に留まるのみとなっている。

ファンの予想における一例を挙げると、

  • 「千年前の優勝者(ネタバレのため詳細は割愛)も善良な心を持ってはいるが、さすがにゴーレンの場合は非人道的な手段で甚大な被害を出しているため、情状酌量の余地無しと判断して消した」

という声もある一方、

  • 「千年前の優勝者は例の術(こちらもネタバレのため詳細は割愛)を使えるため、戦いの中でゴーレンの悪しき力のみを粉砕し、新たな肉体を与えて生存させている」

等の意見もある。

ゴーレン擁護意見

このように石板編の悲劇の元凶であり、描写されたパムーンとの戦い方も正々堂々さの欠けた卑劣とも言える形での決着のため、悪し様に語られることが多いが、一方で擁護意見もある。

ゴーレンはディオガ・ゴルゴジオについてどこまで把握していたか

そもそもこの術がそのような悲劇的な結末をもたらすことは、神のような力を持つ主催者にも予想出来なかったこと。魔物の術は術が出た状況からの推測や、アンサートーカーのような例外を除いて、どんな術なのかは使うまで魔物にもわからず、細かな仕様などは結果から検証するしか無い。「メドルウ」という解除呪文もあり、戦いが終わったあとに石板が魔界に戻ってくれさえすればこのような悲劇は起きなかったはずである。ゴーレンも戦いが終わったあとに初めて自分の術がそのような悲劇を生み出すことに気づくが、戦いが終わると魔界と人間界の繋がりは閉鎖されてしまうため、石化した子供の親含めた他の魔物から責められてもどうしようもなかったのでは?という意見もある。

パムーンとの戦いは卑怯なのか

相手の良心に訴えかけて隙を突くやり方は正々堂々さの欠けた戦法である。一方で、王を巡る戦いは別にそのような戦い方が非推奨とされているわけではなく、不意打ちも他の魔物と手を組んで多対一になるのも問題ない戦いである。また、人質を実際に取ったわけではなく、あくまで演技と能力で隙を作っている。このようなやり方は盗撮した写真から水野鈴芽の像を用意して自分に有利な場所に清麿たちを誘き寄せたロブノス、時に相手のパートナーに化けて信頼関係を利用して自滅させるなど変身と演技で相手を翻弄し隙を作るという意味ではキャンチョメも行っている。パムーンとの戦いも、追い詰めたら急に少女が出てくるというあまりにも不自然な状況から、パムーンには少女が罠であるというのはバレバレだったが、ゴーレンの迫真の演技に隙が生じてしまったという流れであり、パムーンもゴーレンの卑劣さに怒るのではなく、罠とわかっていながら隙を見せた自分の甘さを悔やんでいるなど、あくまで自分の能力を駆使した戦法の一環に過ぎないのでは?という意見もある。


関連タグ

金色のガッシュ!! 金色のガッシュベル!!

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