謎の少女(推しの子)
なぞのしょうじょ
ネタバレ注意!
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概要
第75話に初登場した。外見的に4〜5歳と思われ、幼女といった方が近い。
常に黒いドレスを着ており、多数のカラスを従えている。不穏なオーラを雰囲気に包まれ、物事の確信を突いた言動を取る。
MV撮影で自身の前世の地方に行っていた星野瑠美衣の前に現れ、前世の頃に初恋だった医者の白骨死体があるところに案内した。
第79話で悲しみに打ちひしがれてるルビーのところに突然現れ、医者を殺した犯人を告げ、大学生くらいの男と中学生くらいの男の子だと語った。少女は大学生くらいの男の正体は告げたがもう1人は「それを捜すのが貴方の役目じゃない?」とルビーに捜すように促した。
ルビーはこの時医者と母である星野アイを殺した人物が同じであると確信し、目的のためには手段を選ばない性格へ変貌した。
アクアの前にも姿を現しており、彼からは「疫病神」と呼ばれている。
登場回
8巻75話
「神様はきっと優しいよね」
「真の意味で母を得られなかった二人と、魂の無い子を導いてあげた」
「もしかしたら、それ以上の意味があるのかもだけど」
この回は、謎の少女初登場回。無数のカラスを背景に意味深な発言をしている。
また、「魂の無い子」という部分から、アイの本当の子供はすでに死んでいるという説も囁かれている。
8巻79話
ルビーがゴローの遺体を見つけてしまい、ゴローの形見であるキーホルダーを持って去ろうとした時
「あたし、お姉ちゃんが知りたい事を知ってるよ?」
「昔ね、有名なアイドルがここで極秘出産して、死んじゃったお医者さんてその子の担当医だったんだって」
「お医者さんは長らく失踪してたんだけど、その音信不通になった日ってのが、」
「アイドルが子供を産んだ日だったんだ」
「病院の周りにさ、ずっと不審な男が居たらしいんだ」
「当時大学生位の男と、中学生位の男の子」
今回、ルビーの前に顔を出している。
12巻118話
映画「15年の噓」のキャスト等が順調に決まり、アクアが休憩場で休んでいる時
「何を考えているの?」
「妹の事?元カノの事?自分の事をすいてる子の事?」
「それとも、母親の事?」
「星野アイは、自分たちと同じように生まれ変わってどこかで幸せに暮らしてるって」
「違うよ、星野アイの物語は、完全に確実に終わったの」
「もう二度と再形成されることはない」
「もう星野アイは何も思わないし、何も考えない。二度と笑うこともない」
この回でアクアと接触するが、セリフからして前に何度か会っているということが分かる。
そして、謎の少女は、「星野アイの転生はない」と言っている。
13巻123話
アクアとルビーが、お互いの正体について知った時
「でもそれは悪手だよ」
「これは君の甘さが招いた明確な失敗だ」
「君からしたら、嫌われてた方が楽だった筈なのに」
アクアとルビーがせっかく仲直りしたところなのに、謎の少女はアクアに「それは悪手」と言ってきた。
謎
唐突に表れたこの少女だが、いくつか謎が多い。
- 雨宮吾郎が星野アイのストーカーに殺されたことをなぜか知っている
- なぜこの少女が雨宮吾郎と星野アイを殺害した人物を知ってるのか
- なぜかこの少女の周りには常にカラスが舞っている(アニメ1話でゴローが落命した際にもカラスが現れた)
このようにあまりにも謎が多く意味深であり、この少女にも目が離せない。
彼女の正体?
彼女の正体候補として、以下のようなものが挙げられている。
- 天岩戸伝説に登場し、芸能をつかさどる神・アメノウズメ
- ゴローやさりなが暮らしていた高千穂は天岩戸に関連する土地である。
- 単行本12巻発売の時点では読者からは最も有力視されていたが、後の127話(単行本13巻に収録予定)において本人の口から「芸能は私の司るところではない」との言葉が発せられている。
- 神の使い・八咫烏
- 初登場時のセリフ等から、「神そのもの」ではなく「神の言葉を伝えるだけの伝令」とみる説。
- 「登場の度に現れるカラスの群れも同じく『八咫烏』であり、彼女はその元締めなのでは?」、と考える読者も散見される。
- 言葉巧みに人心を操る悪魔・メフィストフェレス
- アニメのED主題歌も『メフィスト』である。
- ルビーを言葉巧みに闇堕ちさせている一方、アクアに対してはむしろ彼を慮る言動が見られるが……?