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カワイワシの編集履歴

2023-10-04 23:48:15 バージョン

カワイワシ

へみくるたー

コイ科ヘミクルター属の淡水魚。イワシではない。 現在の日本では外来種。

概要

和名カワイワシ
別名ヘミクルターシャープベリーフィッシュワタカワカワニシン、カワサッパ
学名Hemiculter leucisculus
英名Sharpbelly
分類コイ目 コイ亜目 コイ上科 コイ科 クセノキプリス亜科 Xenocypridini族 カワイワシ(ヘミクルター)属
体長12~28cm
分布域中国、香港、台湾、朝鮮半島、極道ロシア、ベトナム

外見がマイワシに似て、川にいる事からその名がついたが、実際はイワシとは一切関係ないコイ科の淡水魚である。

アムール川水系からメコン川水系にかけての東アジアに広く分布するが、多くの隠蔽種が含まれていると考えられており、複数種に分けられる可能性が高い。

朝鮮半島の個体群は別種カワサッパとする事がある。

現在の日本には自然分布しないが、化石が発見されており、以前は分布していたが、何らかの要因で絶滅したようだ。

岡山県百間川外来種として発見され、その後周囲に拡散、現在岡山県内の広範囲に定着している。

淀川水系でも確認された事があるが、定着の有無は不明。

岡山県の個体群は、観賞魚として流通しているものが投棄されたと考えられている。

発見当初はワタカオイカワの交雑種と考えられていた。

国外ではイラン、イラク、カザフスタン、ウズベキスタン、トルクメニスタン、アフガニスタン、南ロシア、アゼルバイジャン、アルメニアに移入されている。

海外では食用として利用される事もある。

形態

口は斜め上向きで細く尖り、シャープで側扁した体型が特徴。

背面は緑褐色で、側面〜腹面は銀白色。

特に目立つ模様などは無いが体側には1本の金色に近い縦帯がある。

腹鰭後方の腹縁はキール状。

胸鰭は長く発達し、尾鰭の下葉は上葉と比べて少し長い。

同じくクルター類に分類されるワタカに似るが、体高が低く、ワタカよりも鱗が大きい。

鱗は剥がれやすい。

生態

河川中下流域とその周辺の水路やため池、湖などに生息し、水面近くを群れで遊泳する。

雑食性で、餌は落下昆虫や小型甲殻類、水草、付着藻類など。

繁殖期は5〜6月で、流れの穏やかな浅場に移動して水中にばら撒き型の産卵を行う。

繁殖期の雄は頭部に追星が現れる。

孵化した仔魚は1年半~2年で成熟する。

関連タグ

淡水魚

コイ科

ワタカ

イワシ

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