概要
『スーパーマリオブラザーズ3』から登場したコース・ステージ上の仕掛けの一つ。説明書には「チクワリフト」表記でリフト扱いされている。
基本的には足場として利用できるブロックの一種だが、ブロックの中央部分が空洞に(テクスチャが貼られているだけで向こう側は見えない場合もある)、そして下面が弧を描くような独特な形状をしている。
横から見たその様子がちくわのように見える事から「ちくわブロック」と呼ばれている。ヨッシーアイランドなどの作品では見た目の質感までもなんとなくちくわっぽい。
ちなみに海外では日本ほどちくわに馴染みが無いためか、「Donut Block」と呼称されるらしい。食べ物に例えないとダメなのだろうか……?
登場する作品によって細かい形状や性質に差異があるが、このブロックの上に一定時間以上乗り続けていると、このブロックごと真下へ落下するという点が基本にして最大の特徴。
主に足場が不安定な空中アスレチックステージなどに登場し、どの足場に跳び移るか判断に迷っているマリオ達を容赦なく道連れにしようとする。しかし、小刻みにジャンプするなどして「乗り続けないように」すれば普通の足場として充分に機能するため、使い方に気を付ければ怖いものではない。
なお、落下の勢いや落下後の復活なども作品によってまちまち。マリオを空中に置き去りにするほどの勢いで落下する場合もあれば、比較的ゆっくりと降下していく場合もあるし、落下後しばらくすれば自然に復活するものもあれば、二度と復活しないものもある。
また、レンガブロックなどのようにマリオ達が能動的に破壊する事はできず、落下させる事でのみ除去する事ができる。ちくわブロックで蓋をするように進路を塞がれている場合もあり、そんな時はあえて乗り続ける事でブロックを落下させて通り抜けられるようにする必要がある。
落下している最中でも足場としての判定は残るため、これを利用して眼下に見える足場まで移動したり、アイテムを回収したりする場面もある。ただし、別の足場に跳び移るタイミングを逃すとそのまま一緒に画面外まで落下して即ミスとなる危険性もあるので要注意。
なお、ちくわブロックは主に乗っているキャラクターの重量によって作動する仕掛けらしく、作品によっては極端に体重が軽いマメマリオで乗った場合はいつまで経っても落下しなかったり、マリオやルイージ以外のキャラクターが乗っても作動したりする場合もある。