概要
パジャマパーティーズとは、「ちいかわ」に登場するキャラクターである。
ちいかわ世界における一種のアイドルグループであり、歌とダンスでライブを行っている。
ちいかわ族の中でも「モブかわ」や「グレーの子たち」と呼ばれるタイプのキャラクターであり、基本的には顔や表情がわからないグレーのシルエット状態のキャラクターとして登場しているが、ファンアートとして詳細な姿の想像図が描かれたことがある(①②③)。
メンバー
メンバーは4人。
- 緑色のパジャマを着込んだ、2本の角と丸い耳の子(角と尻尾の形状から、おそらく牛がモデル)
- 赤いパジャマを着込んだ、モモンガに似た形の耳の子
- 紫のパジャマを着込んだ、丸い耳の子
- 白いパジャマを着込んだ、耳がなく頭頂部にやや曲がった1本の角がある子
また、後述の事件に伴い代理メンバーとしてちいかわトリオの3人が加わっており、大きなイベント「むちゃフェス」では、彼らを合わせた7人で歌とダンスを披露した。
活躍
彼らの活躍の発端は、ポシェットの鎧さんから買った緑色のパジャマを着込んだ子が、歌とその振りつけを考えたことから。その後、緑パジャマの子が同じパジャマを買った縁からメンバーを増やす形で自然と結成され、口コミが広がり徐々に人気を獲得していった。それが労働の鎧さんの目に留まって大きなイベント「むちゃフェス」への出演が決定するが、その矢先にこのパジャマパーティーズに大事件が起きる。
練習中にでかい鳥に襲撃され、緑パジャマの子以外のメンバーが連れ去られてしまったのである。
3人が連れ去られた後、緑パジャマの子が必死にでかい鳥を追いかけていると、3人の着ていたパジャマだけが空から落ちてきた。彼は悲嘆に暮れながらも仲間のために「むちゃフェス」のステージをやり遂げることを決意し、たまたまパジャマパーティーズの真似をして遊んでいたちいかわトリオに目をつけ、急遽代理メンバーに加えることにした。彼の頼みで代理メンバーに入ったちいかわトリオは練習を重ねてなんとか歌と振りつけを覚え、ついに「むちゃフェス」当日を迎えるが、ここで事態は急展開する。
たまたま楽屋から外を見ていたうさぎが、でかい鳥とそれから必死に逃げる3つの影を見つけたのだ。それは紛れもなく先日連れ去られたパジャマパーティーズのメンバー3人で、それぞれ片耳を失う、顔に傷を負うなど過酷な目に遭いながらも命からがら逃げ帰ってきたのだった。ステージの出番が迫る中、ちいかわトリオは逃げ帰ってきたメンバーを助けるためにでかい鳥に立ち向かうことを決意し、緑パジャマの子に時間稼ぎを頼むと、武器代わりとしてその場にあった箒を手に走っていく。
そして逃げてきたメンバーに急いでステージに行くよう指示してでかい鳥と戦うが、でかい鳥はうさぎの耳を食いちぎろうとしてきて、ハチワレが箒の角で頭を殴ると怯んで嘴を放し、その弾みで真上に飛ばされたうさぎがそのまま頭頂部に着地。その隙に、ちいかわとハチワレが同時に「なんとかなれー!」と箒で思い切り顔面をぶん殴るとでかい鳥はダウンし、討伐に成功した。
こうしてパジャマパーティーズは無事に全員揃って本番のステージに立つことができ、助けてくれたお礼としてちいかわトリオをステージ上に誘って一緒に歌い踊った。
その後はちいかわ世界でのトップアイドルになったようで、ちいかわとハチワレが野外食堂で一緒に焼きそばを食べていた際に、食堂に設置された巨大スクリーンに歌い踊る姿が映し出されていた。
余談
顔などの詳細な姿が描かれていないグレーの子たち(ちいかわ族・モブかわ)ではあるが、公式キャラクターグッズが出ている。