概要
『ちいかわ』に登場するサブレギュラーキャラクターで、元々はモブかわの一人だった。
決まった名前は長らく不明だったが、後に詳細な姿が明かされた後にハチワレに「古本屋さん」と呼ばれるシーンがあるほか、2023年5月末のちいかわマーケットの公式Twitterでマスコットぬいぐるみの販売に伴う予約案内が告知された際に「古本屋」と表示されており、公式名称は「古本屋」で確定したといえる。
ファンからは「カニ」「カニちゃん」と呼ばれることもある。
キャラクター像
性格
- 基本的には内気で自分から強く他者と関わる性格ではないが、親切でお人好しで、面倒見のいいキャラクターであることが随所で描かれている。一方で、古本屋を営んでいることからも覗えるように読書や本が好きで、本に関係することでは積極的な様子を見せる。
- また、モモンガが一本ツノちゃんの慟哭にちょっかいをかけようとした時にはモモンガを食事に誘う形で止めており、他者に対する気遣いや心配りができる気質も持っている。
- ちいかわ族の例に漏らず討伐の仕事もしているらしい(武器は灰色のさすまた)が、ちいかわトリオのようにチームを組んでいる様子はなく、一人で討伐に行っているとおぼしき描写がある。
- カニのカチューシャは元々アクセサリーな為か、植物が切れないあたり物を切る力はあまりない模様。
モブからレギュラーになるまでの経緯
モブ時代
- 2020年8月29日の「草むしり検定編」にて初登場。ハチワレはここで資格本を購入した。(参照)
- アニメ版でも第57話であるこの話に初登場、姿のみでセリフはない状態だった。
- 2021年11月25日の「ハチワレシェフ回」にも登場し、ハチワレが「コース料理いろいろ」という本を購入する。(参照)
モモンガとの出会い
- 古本屋で「あまえん本」という本を購入した(当初そのまま持ってかれそうになった)モモンガにその本の読み聞かせを要求されたことからなし崩しに彼と関わる事となる。(参照)
- その後、モモンガと再会(参照)して以降、何くれとなくモモンガの世話を焼く形で登場し、これにモモンガが「ま~たおまえかッ」と返すのがお決まりとなっていた。
サブレギュラーへ
- ある日、モモンガが労働の鎧さんからもらったカニの鋏のカチューシャを「荷物だから置いとくかここに」とたまたま出会った彼の頭にかぶせ、それに労働の鎧さんが「オッ、あげたのか友達に」と言った所から詳細な姿が描かれるようになり、そこから作者であるナガノが欄外に描いたカニの絵文字と共に、「カニちゃん」の愛称を与えられてレギュラー入りすることになった。
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モモンガとは
- 上記の経緯の通り、古本屋で「あまえん本」を買ったモモンガに読み聞かせした事が発端。それ以降モモンガの世話を焼いており、モブ時代でも
- 等していた。
- チャームポイントである「カニのカチューシャ」もモモンガに被せられたものである。
- レギュラー入り後も「Kiri山脈」で一緒にクラッカーを食べたり(参照)する様子や、島への旅行に誘って楽しむ等が描かれている。
- ただ、「島編」においてモモンガが「びんよよ」を投げてしまった事でラッコ先生がセイレーンに拐われてしまうというやらかしをしたにもかかわらず、その後のモモンガの態度に怒ったりする描写もある(参照)。
- 一方で、モモンガの性格や行動はある程度わかっている為か、ちいかわトリオ・ラッコ先生・栗まんじゅう・シーサー達とのセイレーン戦でキャロライナ・リーパーを入れた対セイレーン用の激辛カレーを持ったちいかわとハチワレがセイレーンの歌で操る草に捕らわれた際には、わざとモモンガに「びんよよ」を持たせて上記のように投げて貰い、2人を助けに行くという行動を見せている。
モデル
- ファンからの愛称は「カニちゃん」だが、これはカニをモデルにしたキャラクターだからではなく、カニの鋏を象ったカチューシャをつけているのが由来である。
- 正式なモデルは未だに明かされておらず、ファンの間では濃淡のピンク色の体色と前歯の見える口元から「ハダカデバネズミが元々のモデルではないか?」とも推測されている。
- ファンからは、メインキャラに昇格し表情が描かれるようになった経緯が「『わたモテ』に登場するサチのそれに似ている」と指摘されている(なおナガノは、原画展を見に行ったりファンアートを描くほどのわたモテファンである)。
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