概要
米芬関係（べいふんかんけい、英語：Finland–United States relations、フィンランド語：Suomen ja Yhdysvaltain suhteet）は、アメリカ合衆国とフィンランドの国際関係の事である。1917年12月にロシアからの独立を宣言したフィンランドはアメリカから承認され、現在でも両国は友好関係にあるだけで無く、2023年4月にNATOに加盟してからはアメリカと同盟関係にある。
両国の比較
| 国名 | 政体 | 現在の首脳 | 国土 | 人口 |
|---|---|---|---|---|
| アメリカ合衆国 | 大統領制 連邦共和国 | ジョー・バイデン | 962万9091平方キロメートル | 3億3423万3854人（2023年1月） |
| フィンランド | 議院内閣制 共和国 | ペッテリ・オルポ | 33万8472平方キロメートル | 558万7841人（2023年8月） |
歴史
1919年5月に外交関係を樹立し、1920年3月にアレクサンダー・リチャードソン・マグルーダーが最初の駐フィンランド大使となった。1939年9月に第2次世界大戦が発生し、その時期にフィンランドが枢軸国と協力しても外交関係は維持された。1944年6月に外交関係が断絶され、1945年9月に回復してマクスウェル・マクゴーイ・ハミルトンが新たな駐フィンランド大使となった。
1945年9月に第2次世界大戦が終結した後のフィンランドは中立主義を維持し、特にアメリカにとって冷戦時代とその後において、ソ連（後にロシア連邦）に隣接する国の1国として関心と重要性があった。1991年12月にソ連が崩壊するまで長年に亘るアメリカの政策は、「フィンランドの中立を支持し、フィンランドと西側諸国との歴史・文化・経済関係を維持・強化する事。」である。
2022年2月にロシア・ウクライナ戦争が発生し、同年5月にフィンランドとスウェーデンはNATOの加盟を申請した。2023年3月までに各加盟国が議定書を承認する手続きを終え、同年4月にフィンランドは加盟国となったが、これについてアメリカは「フィンランドがNATOに加わった事で同盟が強化され、NATOが直面するあらゆる挑戦に対処する事が出来る。」として歓迎した。
ヘタリア
ログハウス組を参照して欲しい。
