【ええ、私はエルフ。流離人ならぬ流離妖精。】
概要
CV:早見沙織
『メモリア・フレーゼ』2周年イベント「アルゴノゥト」にて登場する吟遊詩人のエルフ。曰くさすらい人ならぬさすらい妖精。
後に語り部のオルナと並んで『古代三代詩人』の一人として語り継がれている。
リュー・リオンとの関係は不明だがファンからは前世と推測されている。
人物像
世界を旅する吟遊詩人で、新たなる英雄の誕生とその栄光を歌にして、世界に伝える事を使命としている。芝居がかった言動と掴みどころのない飄々とした雰囲気を纏っておりどこかヘルメスに似ている。
他種族同士の垣根を超えれていない時代のエルフでありながら偏見を持たずハーフのフィーナにも隔てなく接っする度量を持つ。一方で、排他的すぎる同族のエルフやダークエルフ、同族から崇拝される存在のハイエルフに対しては嫌悪感を抱いている。
実力に関しては逃げ足ぐらいしか取り柄がないと自称しているが王都の英雄選抜を生き残り『英雄候補』に名を連ねている事から相応の実力はある模様。王都最強の戦士であるエルミナからも一番得体の知れない存在として警戒されるなど謎の多いエルフであり詳しい素性は結局作中では明かされていない。ただ緑色の髪の毛からエルフの中でも高貴な身分ではないかと推測されている。
中性的な見た目をしており性別も不明だが、アルゴノゥトに胸の薄さを指摘され関節を極めていた事から恐らく女性で間違いないであろう。そして年齢は衝撃の87歳である。(後述のナイツ・オブ・フィアナではさらに10年~20年経過している。エルフの中でも長寿の王族リヴェリアが実年齢99歳であること、リュールゥも高貴の血筋であることから当分容色は衰えそうにない。)
5周年イベント「ナイツ・オブ・フィアナ」にも登場。
王として即位したアリアドネ女王に協力しており「大穴」を攻略するために人材を集めている。
作中より二年前にフィアナ騎士団と接触していたが、ちゃっかり路銀を盗ったことであまり快く思われていない。
2部ではラクリオス王国の戦力と共に助力に来たところをフィンと名乗るディムと再会。しかし復讐心から変貌したディムに衝撃を受け、その心を自分ではどうすることもできず、思わずアルとの再会を切望するほどのショックを受けてしまう。
物語終盤で真名がウィーシェであると判明した。このウィーシェと言う名はダンまち本編にも度々登場しておりレフィーヤの故郷『ウィーシェの森』の名前になっている『始祖』である。『ウィーシェの森』は『世界三大詩人』の一人であるリュールゥを慕うエルフ達が、かつて滅びたリュールゥの故郷の森を再建した妖精里。
アルゴノゥトの特典SSによると中々に高貴な血筋であり、王族からの保護の手から逃れる為に性別と真名を隠している根無し草。
「同胞よ。森を飛び出せ、世界に目を向けろ。
絆を繋げ、妖精の輪を広げろ。
エルフよ、どうか真の誇りの意味を知れ!」
今日の『ウィーシェの森』の教えである。
正直リュールゥの失敗談だった啓蒙活動(一部抜けている)が伝承されているこの里、当人は笑うだろうか、舌打ちするだろうか。なにしろ当人が背を向けた故郷である。
なお、エルフの『始祖』にはアールヴとルビが振られ、傍系は始祖を名乗ることは許されていない、筈。何故『始祖』と表現されたか、関連性は全く不明。
魔法
ウィンド・フェリシュタル
詠唱式:【契約に応えよ、生命の息吹よ、我が命に従い加護を与えよ。宿れ、風の権能、颶風の王。紡がれし讃歌(うた)をここに】
恐らく風属性の付与魔法。万全ではないガルムスでさえエルミナを真正面から吹き飛ばせる程の優れた効果を持つまさしく妖精の秘術。