概要
詰碁と表記されることが多く、単に死活問題と呼ばれることもある。実戦以外で棋力を鍛える有力な方法である。
自分の手番から始めて、相手の石を殺すか、自分の石の生きを確定させるかを目的とする。
ただし、求められるのは最善であるため、無条件の死活が達成できない場合はコウが正解になることもある。
また、詰将棋は王手の連続で詰める必要があるが、詰め碁は途中経過に類似の制約は無い。この為、正解手順が偶数で終わる事もある。
(詰将棋は必ず奇数手で決着する為。)
詰将棋と同様に、正解手順が一通りで、意外性やキレのある筋を含んだ作品が良作とされる。
古くから親しまれており、400年以上の歴史がある作品や問題集もある。
現在でもプロ・アマチュア問わず、多くの打ち手が作品を作り、競い合っている。
pixivでは、詰め碁の問題の初期局面が描かれたものが多い。
代表的な詰め碁集
古典
- 玄玄碁経
- 官子譜
- 碁経衆妙
- 発陽論
近世(1900年以降の物)
- 前田詰碁
- 算月
- 一手の詰碁
現代(2000年以降の物)
- 張栩の詰碁
- 基礎が身につくコンパクト詰碁180
- 無双の詰碁