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牙狼の編集履歴

2012-07-21 13:20:00 バージョン

牙狼

がろ

『牙狼<GARO>』(ガロ)は、2005年(平成17年)10月7日から2006年(平成18年)3月31日までテレビ東京系列で全25話が放映された、特撮テレビドラマ(深夜特撮)作品。2011年10月より放送されている第二期TVシリーズ「牙狼<GARO> ~MAKAISENKI~」も取り上げる。

貴様の陰我、オレが解き放つ!

牙狼 -烈火炎装-

GARO


概要


雨宮慶太による、『鉄甲機ミカヅキ』以来5年ぶりのオリジナル番組でもある本作はミッドナイトアクションホラードラマと題されて制作されている。特撮番組としては珍しく深夜枠での放送となり、大人をターゲットにした番組作りがなされている。雨宮慶太によれば、当初は子ども向け特撮番組として計画され、放映期間も4クールを予定していたという。


スタッフ陣においては雨宮作品の常連であるBUDDY ZOO、竹谷隆之に加え横山誠、金田龍、梶研吾、小林雄次、韮沢靖、など多彩な顔ぶれが集結した。キャスト陣には特撮番組初挑戦となる小西大樹や多くの特撮番組に出演した螢雪次朗、京本政樹など個性的な顔ぶれとなった。ゲスト陣も峰岸徹、加勢大周、板尾創路(130R)、森本レオなど深夜番組としては豪華な顔ぶれとなっており、特撮OB・OGも多数出演している。


テーマ曲では1stOPテーマをインストゥルメンタル(歌詞無し)にし、2ndOPテーマは特撮主題歌初挑戦となったJAM Project、エンディングテーマを京本政樹が担当し話題となった。


劇中音楽はテレビ番組によくある録り溜め方式ではなく、各エピソードやシーンに合わせて楽曲を随時制作するという手法が用いられた。最終的に制作された楽曲の総数は、未使用曲を含めると約420にも及ぶ。そのため、シリーズ全体を通して使用された楽曲はごく僅かで(毎回使われたのは予告編のBGMのみ)、一度きりの使用に終わった曲も多い。サウンドトラックCDも発売されたが、実際に使用された曲ですらCD1枚には収まりきれず、未収録になった曲も少なくない。


本作の制作にあたりバンダイ、東北新社などが資金を出し合う製作委員会方式を採用した結果、従来の特撮番組制作の1.8倍の予算を確保することができた。また日本有数のVFX制作会社であるオムニバス・ジャパンがVFXを担当した。


そのような事があってか、本作ではテレビ番組の水準を大きく越えるアクションシーンやCGが可能となり、変身後のみならず、変身前のアクションも数多く取り入れられ、主要キャストのみならずゲスト陣もアクションシーンに挑戦している。


大人をターゲットにしているため、グロテスクなシーンや裸体シーンなど通常の放送枠では実現困難な表現がなされ、ホラー色の強い作風になっているのも大きな特徴である。


TVシリーズは「暗黒魔戒騎士篇」とされており、その後TVスペシャル「牙狼<GARO> ~白夜の魔獣~」、劇場版「牙狼<GARO> ~RED REQUIEM~」オリジナルビデオ「呀<KIBA> ~暗黒騎士鎧伝~」など製作されたほか、パチンコ化、小説なども出版された。

そして再び2011年10月より第二期TVシリーズ「牙狼<GARO> ~MAKAISENKI~」が放映になった。


物語


画家を夢見る女性・御月カオルは、初めての個展を前に張り切るが、同時に幼い頃に読んだ、父の描いた「黄金騎士」の絵本を夢に見ることが気になっていた。心理カウンセラーの龍崎駈音に相談することで一応安心したカオルは個展に臨むが、画廊のオーナーが突如として異形の化物に変異し、カオルを襲ってくる。その時、カオルの前に白いコートをまとった謎の青年が現れ、変身して化物を倒す。その姿は、正にあの絵本に描かれた「黄金騎士」そのものだった。


登場人物

区分分けは初登場のシリーズとします。

TVシリーズ1期 牙狼<GARO>

冴島鋼牙(演:小西大樹 現・小西遼生)

御月カオル(演:肘井美佳)

涼邑零(演:藤田玲)

バラゴ/龍崎駈音(演:京本政樹)

邪美(演:佐藤康恵 現・さとうやすえ)

冴島大河(演:渡辺裕之)

阿門(演:麿赤兒)

倉橋ゴンザ(演:螢雪次朗)

ザルバ(声:影山ヒロノブ)

シルヴァ(声:折笠愛)

牙狼<GARO> ~白夜の魔獣~

山刀翼(演:山本匠馬)

山刀鈴(演:柴本優澄美)

冴島りん(演:田代純子)

ゴルバ(声:緒方賢一)

牙狼<GARO> ~RED REQUIEM~

烈花(演:松山メアリ)

シグト(演:倉貫匡弘)

アカザ(演:斎藤洋介)

呀<KIBA> ~暗黒騎士鎧伝~

エルダ(演:リア・ディゾン)

シンジ

TVシリーズ2期 牙狼<GARO> ~MAKAISENKI~

布道レオ(演:中村織央)


小説 牙狼<GARO> 妖赤の罠

五道アキラ

ギルバ


関連用語解説

魔戒騎士

人知れず闇を狩る戦士達の総称。彼らは番犬所と呼ばれる組織の管轄下において、昼間は影に潜むエレメントの浄化・封印、夜間はホラーとの戦いに明け暮れる。通常でも圧倒的な戦闘能力を誇るが、魔戒剣で頭上に円を描き、鎧を召喚し装着することでホラーを遥かに凌駕する力を駆使できる。但し、鎧の現世での装着には99.9秒の活動制限が存在し、それを過ぎても装着していると鎧に喰われてしまう。ちなみに、魔戒騎士の鎧は総じて狼を象っており、これはその昔、ホラーに一匹で勇敢に立ち向かい、それを倒したという黄金の狼の言い伝えから来ているらしい。ホラーは通常の物理的攻撃では倒せないため、魔戒剣も鎧もソウルメタルと呼ばれる、『ホラーの爪』から作られた心の持ち様によって重さが変わる一般人にとっては超重量の特殊金属でできている。

魔戒騎士の中でも最高位の強さを持つのが黄金の鎧を身に纏う『黄金騎士』であり、その黄金騎士の頂点に立つ者の称号が『牙狼』である。ちなみに、『ガロ』という音は旧魔戒語で『希望』という意味を持つ。


魔戒法師

魔導力による法術を駆使し、魔戒騎士をサポートする錬金術師的な存在。かつては自らがホラーと戦い、封印する等してきたが、それだけでは限界があり、肉体を鍛え戦闘に特化した魔戒騎士が生まれるに至った。現在は魔戒剣・魔導具等の製作といった裏方に徹している者が多いが、決して戦闘能力が低い訳でも格下の存在である訳でもない。霊獣の毛皮から作られた魔導筆(多くのファンタジー作品における魔法の杖の役割をする)が商売道具。


ホラー

魔界と呼ばれる世界の住人で古代から魔戒騎士と戦ってきた、森羅万象あらゆるものに存在する“陰我”と呼ばれる闇に寄生する怪物。ゲート(陰我のあるオブジェが魔界への通り道になったもの)を通じて人間の世界へとやってくる。魔界騎士によって倒されると封印され短剣となり、それが12個集まると番犬所を通じ魔界へと強制送還される(12は魔を鎮める数字であるとされるため、『二度と現世に迷い出ないように』という意味を込めて12本セットにされる)。元の姿はほぼ共通しているが、一度取り憑くとその物と同化、それぞれの陰我に応じた姿・能力を得て次々と人間を捕食する。また、その返り血を浴びた人間は「血に染まりし者」と呼ばれ、その命はあと100日となり、彼らにとっても極上の「餌」となる。「血に染まりし者」の末路は、零曰く「気絶することも許されない激痛の中で、悪臭を放ちながら溶け崩れていく」とのこと。

比較的善良で人間とある程度共存出来るホラーをソウルメタルに封じて装身具にしたものがザルバやシルヴァ達である。彼らは魔戒騎士に対して対価と引き換えに自らが知っている情報を提供し魔戒騎士をサポートする役目を担っている。


関連タグ

黄金騎士 鋼カオ GARO 特撮 牙狼100users入り

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