概要
『萃夢想』、『緋想天』、『非想天則』で十六夜咲夜のスペルカードとして登場。
pixivでは、表記ゆれの咲夜の世界（鍵括弧なし）というタグも使われている。
スペルカード名の中に、使用者の名前が入っている珍しい例の一つ。
周囲の時間を完全に停止させ、一方的に攻撃を行う。効果時間は約5秒間。コスト5。
時間停止中に放ったナイフは一定距離で留まり、解除と共に動きだす。そのためナイフを時間停止中にできる限り放って設置し、解除後に大量のナイフを同時に浴びせることができる。
由来
名称の由来は、「ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダース」最終戦を飾ったサブタイトル『DIOの世界』から。元ネタ自体は｢(本体名)の(スタンド名)｣という形式。
DIOは時間を止めるスタンド能力「ザ･ワールド」を持つ吸血鬼。DIOは時間を停止させ、その止まった世界の中で自分だけが動ける自身の能力を、タロットカード「世界」の暗示になぞらえて『世界を支配する能力』と呼んだ。なおDIOの停止時間も基本的に5秒間である(初期はほんの一瞬だが、最後には9秒停止させることができており、停止させられる時間はスタンドの成長度合いに比例する。が、5秒前後の時間停止が限度の期間が作中では最も長かった。)また、咲夜がこのスペルを使う際のポーズはジョジョの格闘ゲームでDIOが時間停止の技を使用するポーズと似ている。
余談だが、咲夜は時間停止からのナイフ投擲を主戦法としているが、これもスターダストクルセイダースのDIOと空条承太郎一行との戦いにおいて、DIOが「ザ・ワールド」で時間を止め、無数のナイフを投げて攻撃する部分から引用されていると思われる。
『儚月抄』でこのスペルカードが使用された時は、自分で自分の名前を言うのが気恥ずかしいからか、咲夜はスペル宣言の時に「私の世界」と呼び変えていた。また、このときは放った弾幕が全て自分に返ってきてしまうため、攻撃のためではなく回避のためにスペルカードを使おうとした。
pixivでは
pixivでは＜「咲夜の世界」＞の意味するところにおいては、本タグのように＜「」＞（鍵括弧）の付いた「咲夜の世界」と、先述のように鍵括弧のない咲夜の世界の二種類のタグが用いられている。
いずれも先述のようなスペルカードにまつわる事柄を描いた作品に用いられている他、＜咲夜の世界＞という語感からかその他の意味合いでも用いられている。
主に二次創作における咲夜のパーソナリティが発揮されているもので、作品ごとに様々な＜咲夜の世界＞が描かれている。具体的なケースなどは実際の作品を参照。
関連イラスト
- 「咲夜の世界」
