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シラスウオの編集履歴

2023-11-08 18:21:36 バージョン

シラスウオ

しらすうお

スズキ目ハゼ科(またはシラスウオ科)シラスウオ属の海水魚

概要

和名シラスウオ
英名Schindler's fish
学名Schindleria praematura
分類スズキ目(またはハゼ目) ハゼ亜目 ハゼ科 ハゼ亜科 シラスウオ属
体長2~2.5cm
分布域紅海インド洋太平洋の熱帯・亜熱帯域、日本(和歌山県以南の太平洋沿岸)

スズキ目ハゼ科シラスウオ属の海水魚

名前が紛らわしいが、シラス(カタクチイワシの稚魚)、シラウオシロウオとは別種である。

かつては独自のシラスウオ亜目シラスウオ科とされていたが、現在はハゼ科とする場合が多い。

同じくハゼ仲間のシロウオとの類縁関係は遠い。

この仲間は総じて極めて小型で、シラスウオ属の一種であるスタウト・インファントフィッシュドワーフフェアリーミノーコビトゴマハゼなどと共に、世界最小級の魚類とされる。

シラスウオ属の記載種はシラスウオ、スタウト・インファントフィッシュ、Schindleria pietschmanniSchindleria edentataSchindleria qizmaなど極小数だが、数多くの隠蔽種が存在する事が知られ、琉球列島だけでも20種以上が生息するそうだ。

傷がつきやすく、捕獲してもすぐに死んでしまう。

形態

シラスの様な細長く透明な体が特徴。

尾鰭につながる最後の脊椎骨が長く、その脊椎骨とその前の脊椎骨の接合部分が膨らみ、オスの生殖突起は大きい。

骨や内臓が透けて見え、歯や鱗、腹ビレが無く、体長も極めて小型。

これは幼形成熟(ネオテニー)と考えられている。

生態

暖かく浅い海のサンゴ礁に生息し、一生をサンゴ礁の中で完結すると考えられているが、海流分散を行う可能性も指摘されている。漁港に現れる事もある。

夜行性で、昼間はサンゴ礁の下の方や礫底の中に潜み、夜に泳ぎでて、水中を漂いながらプランクトンを捕食する。

卵から孵化して平均37日で成熟し、これは脊椎動物の中で最も早い。

寿命は約2ヶ月と、かなり短い。

関連タグ

シラス シラウオ シロウオ

海水魚 ハゼ(魚)

シラスミミズアナゴ:同じくシラスの名を持つ魚類。


The Fish (Schindleria Praematurus):何故かシラスウオの学名をひたすら連呼する歌。

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