CV:植田佳奈
概要
ドラゴンクエストⅩのキャラクターで、元々は「オフラインモード」の後半、主人公の兄弟姉妹の物語に登場した人物である。
快活でさっぱりとした性格で世話焼き。キャラクターデザインは本作では貴重な鳥山明によるもの。
エテーネの村で主人公の時渡りの術により、60年前のナルビアの町に飛ばされてしまった兄弟姉妹。
そんな彼/彼女はひょんなことから錬金術師イッショウとその娘リリオルの家に居候することになり、錬金の腕を高めてゆくこととなった。
リリオル自身も、メラゾ熱に苦しめられていたところを兄弟姉妹に助けられている。
現在ではオフラインモードがプレイできなくなっているため、ナルビアの町などにある本棚を調べることで兄弟姉妹の物語を知ることができる。
オンラインモードではVer.2で兄弟姉妹の足跡を辿る中、マデ島の修道院で「マザー・リオーネ」として勤めている彼女に出会うこととなる。
オフラインモードから60年の年月が経過しているため70~80の老婆となっているはずだが、そこまで老けているようには見えない。
これは父親のイッショウにも同じことが言えるが、これは兄弟姉妹がずっと「テンスの花」を錬金していたことが関係している。
テンスの花は多量の生命力を含んでおり、錬金釜からその力が漏れ出したことで兄弟姉妹は不老の身体となり、傍らにいたイッショウ・リリオル親子も歳を取るスピードが遅くなったとのこと。
借金取りである刺青の男こと魔導鬼ベゼブーから逃げるようにナルビアを経ち、しばらくは兄弟姉妹と共に生活していたようだが、危険に巻き込めないと判断した兄弟姉妹の意を汲む形として修道院に残った。
Ver.3終了後は蘇ったエテーネの村の話を聞き、後輩のシスターであるシスター・ライラを紹介してくれる。
そしてVer.5を終えるとついに兄弟姉妹は主人公と共にアストルティアに帰還し、リリオルと久々に(兄弟姉妹にとっては実に何千年ぶりに)語り合う時間をもつ。
兄弟姉妹にとっては時渡りをした先で最初に出会った重要な人物というだけあって、イッショウとリリオルの二人には特別な思い入れがある様子。
このとき主人公は邪魔にならないように部屋を出て二人だけの時間を作ってあげるという気遣いを見せる。
Ver.6の祈願の神殿ではイッショウが買い物に訪れ、リリオルに送る手紙について悩んでいることがわかる。
また、「天を超えてゆけ」では主人公も60年前の彼女に僅かな時間ながら会うことができる。この時主人公の兄弟姉妹は丁度外出しており、完全にニアミスしている。
余談
中の人はドラゴンクエストライバルズにてベラも演じている。