必死に生きてきた人の行き着く先が無であっていいはずがありません。
概要
CV:東地宏樹
ヒンメル達と共に魔王を討伐した英雄。パーティの僧侶を務めていた。
1000年以上生きるエルフのフリーレンから見ても驚異的な能力の持ち主。
その一方で私生活はだらしなく大酒飲みの呑兵衛で冒険中も頻繁に二日酔いになっていた(フリーレン曰く「生臭坊主」)。
とはいえ人類の脅威として君臨した魔王を倒すことに対する使命感はあった模様。
勇者ヒンメルとは幼馴染の関係でヒンメルと共に旅立った。
魔力量は二十代前半の時点で1000年にわたり修行した抑えているフリーレンの魔力(およそ100年分)の5倍。やはりというか規格外の実力の持ち主である。
本編中の活躍
魔王討伐後は聖都に栄転し出世するが、晩年は聖職を退いて山奥の秘境に隠棲しつつ戦災孤児のフェルンを引き取って面倒を見ていた。この頃には長年の酒が祟って体調を崩しており、禁酒していた。
幼いフェルンの行く末を案じていた彼は、訪ねてきたフリーレンを言いくるめてフェルンを弟子に取らせ4年間魔法の修業をつけさせる。そしてフェルンが一人前に匹敵する実力に成長した後、改めて彼女の旅に同行させるよう言い残してまもなく老衰で死去。
若い頃は前述の通り(私生活、特に飲酒に関することにおいて)パーティーメンバーからも「生臭坊主」と呼ばれるようなだらしなさが目立っていたが、年齢を経てからは誰からも尊敬、信頼される立派な高僧としての言動が多くなり、作中の主要人物でも彼が老齢になってから初めて接したザインが「偉大な僧侶」「優しくて頼りがいのある爺さん」「理想的な大人」と人格に対しても最大限の賛辞を贈るほどになった。その上で「(自分が大人っぽく見えるのは)理想の大人の振りをしてそれを積み重ねてきただけ」とする謙虚さも持ち合わせるなど、後身の為に自らを律することが出来るようになっている。
また、「人(※この世界では人間だけでなく、エルフやドワーフ等の亜人種も「人」「人類」として数えられる)は死んだら無に帰るだけ」とするアイゼンに対して「必死に生きてきた人達の行き着く先が無であっていいはずがない。天国で贅沢三昧していると思った方が都合がいい」と諭すことで仲間達の気持ちを和らげるなど、女神の魔法に長けているだけでなく宗教家としても若い頃から優れた見地を持っている。
なお幼馴染のヒンメルの享年が75~76歳(※作中では76年であることが明記されているが、誕生日の都合上満年齢では享年は75歳の可能性がある為)であることを考えると、ヒンメルの死後20年にフリーレンが訪ね、4年間フェルンの修行をしたので(ヒンメルと同い年なら)ハイターの享年は100歳前後と考えられる。
まとめると(勇者ヒンメルの死より76年前頃~勇者ヒンメルの死から24年後頃)となる。
回想では寝坊したフリーレンに舌打ちしたりアイゼンの身体能力に驚いてる等、リアクション担当な部分が多いがヒンメルの仲間だけあって能力は高く、2ヶ月間は無補給無酸素状態でも生存できる女神の魔法をパーティにかけるなど、万能勇者ぶりを見せるヒンメルや人間離れした肉体の頑健さをもつアイゼンにも劣らぬほどの規格外ぶりを発揮し、フリーレンをして「人間じゃない」と言わしめている。
幼少期から親友であったヒンメルは勿論、アイゼンともウマがあっていたようで、魔王討伐後もハイターは死ぬまで手紙で連絡を取り合っていた。
関連タグ
ハイター(heiter)⇒ドイツ語で「澄み渡る・明朗・聡明」を意味する。