全員で地獄に行くっすよ

ぜんいんでじごくにいくっすよ

ゲーム『ブルーアーカイブ』の登場人物イチカの台詞。

概要

ゲーム『ブルーアーカイブ』の登場人物仲正イチカがプレイアブルキャラとしての実装されると共に開催された、彼女が主役のイベント「Trip-Trap-Train」におけるストーリーにて発せられた台詞である。

以下、該当イベントのストーリーのネタバレ注意。

トリニティの重大な遺物を運ぶという簡単な、しかしながら重大な任務を依頼されたイチカは、難なく遺物を回収。

以前から気になっていた先生と合流する。

先生にとってもあまり関わる機会のなかった生徒ということで話をしていたのだが、そのとき遺物を載せる列車を間違えてしまい、トリニティ行きの列車ではなく、よりによってゲヘナ生きの列車に載せてしまうという「ミス」を犯してしまう。

慌てて先生と共にゲヘナ行き列車に乗り込み遺物の回収を試みるが「これがゲヘナだ」と言わんばかりの混沌が彼女たちを待ち受けていた。

手始めにヒートアップした列車乗務員に無賃乗車をなじられ、言い訳すらまともに取り合ってもらえず不本意な銃撃戦に突入。

それを切り抜けたかと思えばゲヘナのテロリスト鬼怒川カスミが乱入。カスミ捕縛のために列車が暴走状態に突入してしまう。

異物回収とトリニティへの帰還のため、イチカは治安維持側の人間でありながらカスミの口車に乗って共闘し、列車の制圧に加担せざるを得ない状況に陥ってしまう。共闘相手のカスミはイチカに対して癪に障る軽口を重ねてくるおまけつき。

挙句の果てにはその騒ぎに駆け付けた風紀委員会のイオリから、正義実現委員会に所属する筈のイチカがテロリストに加担していると疑われ風紀委員会、列車乗務員、不良が入り乱れた乱戦に突入。

しかもその戦闘のドサクサに紛れたカスミが先に遺物を回収してしまい、それを盾に好き勝手な要求を軽口混じりにまくしたてられる。

生来衝動的な一面を持つイチカは理性を以て耐えていたが、事ここに及んでついに我慢の限界に達してしまう。

そしてついにキレた。

手始めにイオリを撃ち倒してのけたイチカに、自身の勝利を確信し調子づくカスミであったが、次の瞬間には遺物を盾に安全を確保したはずの自身に向けてイチカが発砲する。

驚愕の表情を浮かべながらカスミは倒れ、彼女が盾にしていた遺物も当然のように砕け散る。

それは同時に彼女にとって簡単だった筈の「重大な任務の失敗」を知らせる地獄の鐘の音でもあった。

しかしどこか清々し気な笑みを浮かべながら自暴自棄になった彼女は静かにこう告げる。

ま、こうなったからには……

私だけってのもアレなんで。

……全員で地獄に行くっすよ。

その後、イチカは今までの鬱憤を晴らすかのように単騎で居合わせた風紀委員、乗務員、不良を殲滅するという地獄絵図が展開されるのであった。

…なお、キレたイチカが壊してしまった「遺物」は、あとでナギサに謝りに行った際、ナギサ曰わく「『ある』ことが大事なものなので、壊れてしまっても問題ない。直せる人に直してもらえばいい」とのことで、イチカが怒られることはなかった。