概要
1950~60年代に人気を博したコミックバンド。正式には「ハナ肇とクレージーキャッツ」。「クレイジー」と表記する場合もある。
結成時のバンド名は「キューバン・キャッツ」であったが、進駐軍のキャンプでの演奏中に見せた洗面器で頭をたたくというギャグが受け、「You crazy.」と言われたのをきっかけに「クレージーキャッツ」に改名したという。
1950年代後半からテレビで人気が爆発、東宝で制作されたクレージー出演映画は軒並み大ヒットし、「スーダラ節」「ホンダラ行進曲」「五万節」など多くのヒット曲を送り出した。
1960年代後半になるとメンバーの個人的活動が増え、1980年代にはコメディアンとしてより俳優としての性格が強くなった。
その後メンバーが鬼籍に入りはじめ、現在存命なのは2人だけである。なお活動できない状態にあるだけで解散はしていない。
プロダクションの後輩にザ・ドリフターズやザ・ピーナッツがおり、この3組を合わせて「ナベプロ三大タレント」などと称することもある。
有名なファンに所ジョージがいる。
メンバー
犬塚、桜井は存命。
ハナ肇(ドラムス)
植木等(ボーカル、ギター)
谷啓(ボーカル、トロンボーン)
犬塚弘(ベース)
安田伸(テナーサックス)
石橋エータロー(ピアノ)…一時期クレージーキャッツを脱退。復帰後71年には料理研究家に転向し引退。
桜井センリ(ピアノ)…脱退した石橋に代わり加入。